現実に監視されている以外は普通に零の兄貴です。「名探偵コナン」

十三話 ページ14

更新遅くなってごめんなさい。
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――零はやっぱりかっこよかった。 次々とエリさんについて推理し、真相を暴いてた。

簡単に言うと、私のアムピーが新しい客に盗られた逆恨み、だそうだ。 いや、アムピーって誰だよ！？

俺の弟にはちゃんと零ちゃんって名前があんだぞ！！

あっごめんなさい。 え？ なんで俺、睨まれたの？ あっちゃん付けしたから？

「そして、貴方もお人好しがすぎます」

おい、零？ 一言いいか？ いや、な？ 心配して言ってくれてるのは分かってるんだ。 分かってるんだけどさぁぁぁ。

背が、なんでお兄ちゃん零のことを見上げてるのかなぁ！？ なによりもそんな弟が尊すぎる可愛すぎる！

「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ……あぁ。 まぁ良い事してれば良いことあるかなとおもって」

いや、そんなにため息つかなくても……

ねぇ？ そんな俺の心を読んでるかのようなタイミングで無表情になるのやめてくれない？

そしてそのグー手はなに？？ え？ なに？ え！？ お人好しすぎるから叩かれるの！？ 俺！

そして俺はその間、気持ちを落ち着かせるために終始、コナンくんの髪の毛をモフモフしていた。

――

{ねぇ？ 安室さんの回想みた？}
｛おん、無理みが強いわ、あれ。 まさかあの時に幼い安室さんを撫でてたのがこのイケメンとか。 兄弟説だったらかなり美味い｝

｛何言ってんの？ そこは、いとこっしょ！｝
｛戦争だ！ if書きまくるぞ！！｝

なんでやねーーーん！！！ なにを争ってるの？ 俺は零とは立派な兄弟です！ ifとか分からないけど、ifをこれ以上作らんで！


一方、弟は兄が咳をした時に過去のトラウマが頭から離れず目の前で百面相をしてる男には見向きもしていなかった。
いや、厳密には手を伸ばしたいのに伸ばせない自分に腹が立ち拳に力を込めて感情を押し殺していた。



「ねぇ、お兄さん！ お兄さんはいつまで僕の髪の毛をフサフサするの！？！？」

「あっっ……すまない」

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