現実に監視されている以外は普通に零の兄貴です。「名探偵コナン」

十一話 ページ12

ちょっとまったぁぁぁ？ いや、エリさんについて行ってるものの、思考が正常に機能してない。

それにしても、俺が悪だと？ 組織だと！？ そんな、そんな、そんなのあってたまるかぁ！！

ん？ でもまったぁ？ まったまったぁ？ 俺はこう見えて、それなりに国語は得意だったはずなんだけど？ ようは、？ ようは、警察官の弟はアムロとして喫茶に働いている。

あぁ、ここは許容範囲としよう。ところがどっこい？ なんかの名前で今度はあぶなぁーい？ 連中のところにも潜入していると？

まって！？ お兄ちゃん心配しすぎて眠れ

「っあ、ケホッケホッ」

心の中で荒れに荒れてたからなのか、つい咳が出てしまった。

ちょっと待って……咳が止まらない。 最後尾だし、通行人もそれなりに多いしで置いてかれてるなぁ？

「ゲホッゲホッ……っゲボｯｯ」

ちょうど路地を見つけたから良かったけど、つい座り込んでしまった。

「ったく……まぁ、もう、エリは平気だろう」

よくよく考えたら、もうついて行かなくても平気じゃん？って思った結果だよね。 風邪を拗らせてたら大変だから、一応病院に向かおう。

――

｛イケメンさん、咳き込んでたよね！？ 悪なんだろうけど、ジンの次に好きになりそう。 でもジンに裏切り者扱いされないか心配！色々心配なんだけど！！｝
｛今日は随分と荒れてますなぁ……って言いたいけど私も荒れるわ！？ なにあれ？ イケメンさん！ 今すぐにエリさんを追いかけて！ 死んじゃうよ！！！｝
{いや、でも体調悪そうじゃん？ でも追いかけて！ じゃなきゃ、私if作っちゃうぞ？？？}

だぁぁああもうぅぅう。 なんなんだよ！？ エリさんが死ぬってなんだよ！？あ？？？ 俺の頭はパニック寸前よ？ ゲフンゲフン。 言ってて意味わからなくなってきた。

とりあえず、今は。 未来を知っている俺しかエリさんを救えない。

「なんで彼奴らは！ エリ待ってろ」

とりあえず携帯を見ながら、さっき受信した地図を再確認しながら走る。 あぁーあ。 これ主治医に怒られる。

Aの彼奴らは＝SNSの住人

SNSの住人の彼奴らは=黒の組織

だっから！ 急に何！？ もっとゆっくり流れてくれ！！ 大事なの読み流しちゃう！ 弟！ 弟よ！ エリさん頼む！ お兄ちゃんも今いくから！


ついでに、弟な安室さんと言えば、兄が居ないのに気づき、急にズーンっとなっていたとか。

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