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トボトボと歩きながら家に帰ってきて
作るもの作って
何気なくテレビを見て
お腹空いたから作ったご飯を食べて
無性に甘いものが食べたくてケーキを冷蔵庫から取り出して
ゆっくり食べようとした時だった。
A「、、、(コクっ)」
眠気に襲われたのは。
テレビも、ケーキも、そのままにして
夢の中に意識を解き放った。
誕生日くらい、わがまま許して。
いい夢見させてよ。
自分らしくなく、神様にお願いした。
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目を、開く。
ん、、なんか、フカフカしてる、、、
だって、私が寝ていた場所は
A「、ベッドや、、、」
確か
ケーキ食べてて
眠くなって
そのままリビングで眠りに落ちた気が、、、
じゃあ、なんでベッドの上に?
寝てる間に自分で移動した、とか?
・・・いや、ないな。
ボケが虚しすぎて、寝起きでおぼつく足を引きずりながらもリビングに向かった。
「・・・ガチャ、」
最初に感じたのは、何かしらの違和感だった。
A「、、ケーキ、誰かが食べとる、、、」
フォークの数に変わりはないものの、
私が手を付けたところの反対側に、誰かが食べた跡が残っていた。
しかも
A「、テレビのチャンネル、変わっとるし、、」
しょうもないことだ、って思うかもしれないけど
未だ1人暮らしの私にとっては、ゾクッとすることの1つ。
すると今度は
「、、ガタッ!!」
A「ひぃっ!、、、誰か、居る、っ、?」
この家のどこかから
何かの大きな物音が聞こえてきた。
聞き耳をたてていると
次は、同じ方向からこっちに向かってくる足音が聞こえてくる。
怖くなった私は、自分の身を守ろうと
最近新しく買い直した、あのソファのせもたれに隠れた。
「(ペタ、ペタ、)・・・ガチャ、」
A「(ちらっ)、、えっ、?」
「、、おお、やっと起きたんか。」
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Tu9mu7(プロフ) - ありがとうございます!いつも励みになります。 (2020年2月12日 16時) (レス) id: 50122a3aa2 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 最初から最後まで読まさせていただきました。とても面白かったです! (2020年2月11日 23時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tsumu | 作成日時:2019年10月20日 8時