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「「「「「さよならーー。」」」」」
A「さよなら。」
そう呟いて、すぐにカバンを手に取る。
だけど今日は、嫌な空気が纏わりついてる気がしてならない。
お昼過ぎから感じていた、この感じ。
予想はしてたけど、
まさか本当に当たるとは思わずに
いつもと同じようにドアを開けた。
「ガラッ、」
A「、、え、」
「お、やっと来た。」
部屋に足を1歩踏み入れた途端、
私は凍り付いたように固まる。
そこには、昨日と同じ人がいた。
A「、、、何、してるんですか、」
「君のことを待っとってん。ずっと。」
そんな言葉を言われ慣れてない、というか
人と話し慣れてない、と言った方が正しい。
だから、私は何も言葉を返せない。
A「・・・」
「、、え。何か喋ってや(笑)。」
そう言ってはにかむ彼が
何で私に話しかけてるのか、不思議で仕方がなかった。
だから私は、なんとなくの勢いで話をする決意をした。
どうか、面倒くさいことになりませんように。
人見知りを隠すように、こう願いながら。
A「、、、A、」
「え？」
A「名前、、A、って言います、」
「ほな、Aやな。」
A「、、、へ？」
「プッ、、間抜けな声出てんで(笑)。」
突然爆笑し始めるから、訳も分からず顔に血が上る。
なんか、すごい恥ずかしいんだけど。
A「わ、笑わんといて、くださいよ、」
「フッ、、すまんすまん。」
A「、、、思ってへんやん、」
「思ってるって！」
なんで真剣になってるのかは分からないけど、
私が名前を教えたのに、向こうが教えてくれないのは理不尽すぎる。
なんて長ったらしい理由をとってつけて
思い切って彼に名前を尋ねる。
A「、、、せ、先輩の名前、教えてください、」
「あ。そういえば言うてへんかったな。」
フッ、と笑うと
彼の真っ直ぐな視線が私の心を貫いた。
「西川遥輝。これが俺の名前な。」
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Tu9mu7(プロフ) - シノさん» すごく嬉しいです。ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年9月23日 19時) (
レス) id: 50122a3aa2 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - 初めまして！話の展開が素敵すぎて読む手が止まりませんでした!これからも更新楽しみにしています！ (2020年9月22日 21時) (レス) id: 3e7adef831 (このIDを非表示/違反報告)
Tu9mu7(プロフ) - みなさん» 楽しみにしてくださってありがとうございます。これからも頑張ります！ (2020年8月30日 19時) (レス) id: 50122a3aa2 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - いつも楽しく読んでいます！更新楽しみにしてます！ (2020年8月30日 18時) (レス) id: 5575efce91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tsumu | 作成日時：2020年5月5日 23時
