47 ページ48
・
・
・
「____♩」
試しに音を出してみると
手が震えてた割に、音はしっかりしていて
正直、ホッとした。
だから
一瞬だけ目を閉じて
脳裏に浮かんでくる音符だけに集中する。
そして
それらがピシッと定まったと同時に
再び鍵盤に、とにかく優しく触れた。
「____♪♬」
先輩に
私は、ありとあらゆる事を教えてもらったよね。
知れて良かったと思う事もあるけど
知らなきゃ良かったと思った事の方が、あったかもしれない。
でもね
先輩と出会った事を後悔した事は
1回もありません。
いつでも
どこにいても
何があっても
私にとってあなたは
ずっと
かけがえのない先輩であり
たった1人しかいない
初恋の人です。
「♪♬♩♪_____」
動きを止めた手に
1粒、水滴が落ちてきた。
やがて、その水滴ら皮膚の中へと染み込み
跡形もなく消え去るまで
私はじっと動かなかった。
そして
やっと振り返った時には
何もかもを吹っ切ったように
ちゃんと笑えてた。
A「先輩。」
遥輝「、、、お前なぁ、せっかく人が浸って「遥輝先輩。」、、、」
「私ね、、、先輩のおかげで、夢ができた。」
「性格も少しは明るくなったし、高校も楽しくなった。」
「せやから、、先輩に会えて、良かったです。」
先輩
いや、遥輝先輩。
私に“幸せ”を教えてくれて
ありがとう。
A「遥輝先輩。」
遥輝「、、、なんや?」
「、、、大好きでした。」
・
・
・
153人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Tu9mu7(プロフ) - シノさん» すごく嬉しいです。ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年9月23日 19時) (レス) id: 50122a3aa2 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - 初めまして!話の展開が素敵すぎて読む手が止まりませんでした!これからも更新楽しみにしています! (2020年9月22日 21時) (レス) id: 3e7adef831 (このIDを非表示/違反報告)
Tu9mu7(プロフ) - みなさん» 楽しみにしてくださってありがとうございます。これからも頑張ります! (2020年8月30日 19時) (レス) id: 50122a3aa2 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - いつも楽しく読んでいます!更新楽しみにしてます! (2020年8月30日 18時) (レス) id: 5575efce91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Tsumu | 作成日時:2020年5月5日 23時