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Aの家ってあっち方向やったよな？
なんて勝手に詮索された私は、のこのことその先輩の後ろを歩く。
道の所々で薄く光る街灯を見ていると、
私ごときを送らせてることが、なんだかとても申し訳なく思えてきてしまう。
A「、、、ほんまにええですよ。もう、遅い時間やし。」
遥輝「遅い時間やから送ってくんやって。せやから、黙って送られとけ。」
A「1人でも帰れるから、」
遥輝「夜道を1人なんて危なすぎるやろ。」
A「でも、」
遥輝「あーーっ、、もう文句は受け付けへんで！」
だだをこねる幼稚園児みたいに叫ぶ西川先輩に、私は笑みを漏らしそうになる。
それを素直に漏らせなかったのはきっと、
心のどこかにあの先輩が住んでいるような気がするからだろう。
でも、私はそれを見て見ぬふりをすることにした。
今日は、心地よくピアノを弾けて上機嫌だったからなのかもしれない。
今なら多少は可愛くお礼が言えるだろう、って策。
A「、、、ありがとうございます、」
遥輝「そう。それが模範解答やで。(にこ)」
うっすい街灯が程良く照らした彼の顔は
この場に全く似合わない太陽みたいで、
一瞬、目が眩みそうになったのをグッと堪える。
お礼に模範解答なんてあるのだろうか。
そんなことでも思っておかないと、変な感情が口から出てきそうで怖くなった。
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Tu9mu7(プロフ) - シノさん» すごく嬉しいです。ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年9月23日 19時) (
レス) id: 50122a3aa2 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - 初めまして！話の展開が素敵すぎて読む手が止まりませんでした!これからも更新楽しみにしています！ (2020年9月22日 21時) (レス) id: 3e7adef831 (このIDを非表示/違反報告)
Tu9mu7(プロフ) - みなさん» 楽しみにしてくださってありがとうございます。これからも頑張ります！ (2020年8月30日 19時) (レス) id: 50122a3aa2 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - いつも楽しく読んでいます！更新楽しみにしてます！ (2020年8月30日 18時) (レス) id: 5575efce91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tsumu | 作成日時：2020年5月5日 23時
