15 ページ16
・
・
・
土曜日。
たまたま、あの人とばったり会った。
リビングで。
「・・・どこ、行くんだ。」
じーん、と響く独特な低い声。
朝から鳥肌がたつのも無理はない。
A「と、友達と出かけてくる。」
「、、そうか。友達、か。・・・(ガチャ、バタン)」
私の答えに満足したのか、
それとも
納得がいかなかったのか、
あの人は自分の部屋に戻った。
落ち着かないまま、私はすぐに家を出た。
あの人から、逃げるように。
しかし、
1階へと続く階段にたどり着く頃には、
さっきまでの動揺は無くなってた。
あくまでも、冷静な自分で居たかった。
深呼吸をして、ふと考える。
すんなりと“友達”と言えたことに、
私は何らかの疑問を抱いた。
でも、それはすぐに解決される。
勇人「・・・あ、Aちゃーん。(にこっ)」
A「、、勇人さん、」
この人と“友達”になりたかったんだな。
たわいもない話ができて、
笑顔を向けてくれて、
私をどこかへ連れ出してくれる、
そんな“友達”が欲しかったんだ。
勇人さんの眩しい笑顔から、私は自分の気持ちを悟った。
・
・
・
333人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「プロ野球」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃあ - 続編に行ってまいります。これからもがんばってください! (2020年2月23日 19時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - Tu9mu7さん» いつも更新ありがとうございます!これからも楽しみにしています。 (2020年2月11日 22時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
Tu9mu7(プロフ) - にゃあさん» いつもありがとうございます!がんばります! (2020年2月10日 22時) (レス) id: 50122a3aa2 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 面白いです。更新楽しみにしています! (2020年2月9日 22時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
Tu9mu7(プロフ) - 梨香さん» ありがとうございます。亀更新で申し訳ないです。。。出来る限り更新頑張ります! (2020年1月15日 23時) (レス) id: 50122a3aa2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Tsumu | 作成日時:2019年12月2日 23時