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「・・・ガチャ、」
A「は、はーい。」
宅配「あ、すみません。宅配便です。サインお願いします。」
A「あっ、、はい。」
顔、大丈夫かな。
真っ赤なこと、気づかれてるかな。
表情、緩んでないかな。
宅配「・・・ありがとうございましたー。」
「バタン、、、」
A「・・・ふぅー。」
何とか宅配便の襲来を乗り切り、ドアを閉める。
私は、どうしたらいいのだろうか。
リビングで待ってて、とは言ったものの、
どんな顔で行けば良いんだろう。
もう、いいや。
自分には、もう逆らわない。
A「・・・」
卓也「・・・大丈夫と?」
A「うん、、」
ポンポン、と卓也くんが自分の隣を叩くから、
私はそれに従って、卓也くんの隣に座った。
卓也「・・・もう、聞いてもよかと?」
A「・・・(コクリ)」
言う。
もう、自分の気持ちが抑えられないかもしれない。
けど、言うって決めたから。
A「・・・夢で、お兄ちゃんが卓也くんのこと、信じてあげて、って、、」
卓也「・・・」
A「卓也くんなら、信じられる、って思った。こんなの、、初めてで、、、」
卓也「ゆっくりでよかよ、」
せかさないとこも、心配してくれるとこも、
全部、卓也くんだから、嬉しいんだ。
A「・・・1人は、もう、、イヤだ、、、一緒に、居てくださいっ、、」
卓也「・・・(ギュッ)Aはもう、1人じゃなか。」
いっぱいいっぱいの言葉だったと思う。
でも、卓也くんは、私の気持ちを分かってくれた。
1人じゃない、って言ってくれたのが、今までで1番 嬉しかった 。
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にゃあ - 面白かったです!続編も読まさせていただきます。 (2020年2月10日 23時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tsumu | 作成日時:2019年9月15日 22時