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「ガラガラガラ」
?「いらっしゃーい。お、Aちゃんか。久しぶりやな。」
今日は優羽を連れて、私の叔父である尚人おじちゃんの経営する居酒屋にやってきた。
A「おじちゃん、久しぶり。今日はやっと優羽連れてきたんだよ。」
優羽「初めまして。Aの幼なじみの笹野優羽です。」
尚人「Aちゃんから色々聞いとったでー。お世話が得意なんやって?」
優羽「はい。いっつもAに世話を焼かさせられてます(笑)。」
A「ちょっと!」
優羽「ほんとのことじゃん(笑)。」
尚人「仲ええなー。じゃあ、ここのカウンター座って座って。」
優羽のやつ、私を悪者扱いしやがって。
でも、それが本当のことだから何も言い返せない、、、
少しずつ、お酒が回り始めてきた頃。
A「・・・優羽、ちょっとトイレ行ってくるね。」
尚人「2人で飲んでるから、行っといでー。」
優羽「尚人さんと飲んでるー。行ってらー。」
なんだ。
2人とも仲めちゃくちゃ良くなってるじゃん。
ってか、尚人おじちゃん、女の子好きじゃなかったんじゃ、、、
ま、いっか。 楽しそうだから放っておこう。
ゴチャゴチャと考えながら、私は用を足してトイレから出た。
その時、私の視界の端っこの方で何かがキラキラと光った気がした。
A「(チャリン)誰のだろ?・・・っ!」
それを拾い上げると同時に、私は激しい頭痛に襲われた。
A「これはっ、、なに、っ、!」
何かが、見えた。
しかし、その瞬間に私は怖くなってキラキラと光っているものを離した。
すると頭痛はなくなり、見えていた何かも見えなくなった。
とにかく、怖かった。
離したものをよく見ると、ただの鍵だった。
恐る恐る、もう一度その鍵を手に取る。
A「・・・あ、れ?何も見えない、」
なんだ、気のせいか。
頭痛も、何かが見えたのも、誰かの苦しみと痛みが見えたのも、全部気のせいだったのか。
私は他に余計なことを考えないようにして、席に戻った。
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にゃあ - 面白かったです!続編も読まさせていただきます。 (2020年2月10日 23時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tsumu | 作成日時:2019年9月15日 22時