11 卓也side ページ12
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翔「じゃあ、俺はAやな。」
遥輝「なら、俺もA〜!」
翔「おい、遥輝。お前より紬の方が年上やろ?」
遥輝「やって、そう呼びたいんですもん。」
聞いていると、みんなが名前呼びだということに気がついた。
急にそんなんでええのかな、? 紬さん(?)は。
遥輝「卓さんは?」
急に遥輝に聞かれ、なぜか俺の方にみんなの視線が集中する。
え、紬さん、もじゃん。
どうしよ、、
同い年、なんだよな?
・・・もういいや!
俺は、お酒の力のせいにすることにした。
卓也「・・・俺もAで。あ、俺のことは何でもよかよ。あとタメ口な。同い年みたいやし。」
A「は、はい、」
思い切って言ったはいいものの、なんか紬、の反応がイマイチかも、、、
やっぱり、嫌、やったんかな、
慎吾「Aちゃん、それ。はい、ってタメ口やない(笑)。」
A「あ、、」
遥輝「隠れ天然?ってか、卓さんだけタメ口ズルい〜!俺も俺も!」
翔「やから、お前も慎吾も年上に対して生意気なんやって!」
あ、違う。
“あいつ”は、天然じゃない。
俺よりもしっかりしてて、いい意味で世話焼きで、、
そう分かると、なぜか俺はホッとした。
そんな俺のことなんか忘れているかのように、Aは生意気な男たちに返事をする。
A「・・・じゃあもう、中田さん以外はタメ口でいいですよ。」
慎吾「え!Aちゃん、いいん?」
遥輝「よっしゃー!」
直之「俺も便乗しよー。」
もう既にみんなタメ口やし(笑)。
というか、こんなむさ苦しい生意気な男にタメ口なんて、嫌やないんかな?
って、また俺は女の心配か、?
俺の中に何かがつっかかっていることは、事実だった。
すると、大将が翔さん呼びにするよう頼みだした。
もちろん、Aはオーケー。
俺も、言ったら呼んでくれるかな。
ちょっと期待した。
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にゃあ - 面白かったです!続編も読まさせていただきます。 (2020年2月10日 23時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tsumu | 作成日時:2019年9月15日 22時