36 ページ37
・
・
・
A「・・・せ、誠司、?」
誠司「・・・やばい、、なんか、俺、おかしい、、」
私だって、自分がおかしいって思ってる。
抱きしめられてる今が、すごく幸せって思うことも、
誠司が目の前にいることがすごく嬉しい、って思うことも、
両想いだったことが分かって、恥ずかしい、って思うことも、
いつもの自分じゃないくらい、おかしいって思ってる。
誠司「・・・お前のことが、好きすぎて、、」
A「っ、、、わ、私やって、ずっと好きやってん、、ほんまに、嬉しいんよ、、」
ホロホロと出てくる、自惚れすぎてる私の気持ち。
言った後から考えると、すごく恥ずかしい。
けど、今が幸せすぎて、何でも上手いように考えてしまう。
誠司「・・・A、」
A「ん、、」
体を離され、2人の間を冷たい風が通る。
誠司「Aは、俺でええの?」
A「・・・は?」
誠司「やから、こんなウザイ幼なじみで、ええんかって聞いてんねん。」
誠司、意地張りすぎ。
ウザくたって、たまに嫌いって思ったって、
私がそばにいるだけで
1番楽しいのは、
1番幸せって思えるのは、
この世で誠司だけなんや。
A「・・・ええの。」
誠司「・・・」
A「誠司やから、ええの。・・・ウザくても、好きになったんやから、ええのっ!」
誠司「わっ、(ボスっ)」
思いっきり飛び込んでやった。
恥ずかしさを紛らわすため、だけじゃない。
大好きな誠司に、もう少し包まれていたかった。
誠司「・・・俺も、Aしか居らへん、、ずっと、そばに居って。」
A「・・・もちろん。私も、そばから離れへんからっ。」
誠司「それくらいが、丁度ええ。(ぎゅっ)」
寒かった。
だって、雪が降ってるから。
でもね、雪がちょっとだけ好きになった。
幸せの訪れと共に、雪が降ったから。
・
雪が降ると、、
・
私はもっと、幸せになれる。
・
・
・
152人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃあ - 面白かったです! (2020年2月11日 22時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Tsumu | 作成日時:2019年9月8日 17時