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その日もやっぱり、雪だった。
A『・・・あ、もしもーし。』
母『もしもし?・・・なぁ、どうやった?』
合格発表の帰り、母から電話が掛かってきた。
A『私、受かっとったよ。』
母『ほんまに?・・・良かった、(泣)』
A『ちょ、電話越しに泣かんでやー(笑)。』
母『やって、、、ほんまに嬉しかってん、、』
自分のことのように喜んで泣いてくれてる母の気持ちが、
少し不謹慎だけど、嬉しかった。
A『お母さん、、、ありがとう。応援してくれて。』
母『うん、、、じゃあ、家で待っとるな。』
A『うん。じゃあね。・・・』
今日のご飯、何だろう。
さっきよりも、ウキウキで家路を辿った。
その時。
「・・・ゴロゴロゴロっ、」
大きな荷物を転がしながら歩く人影。
間違いない。
見間違えるはずがない。
あれは、
あの人は、
あの背中は、
A「・・・誠司っ、!」
名前を呼ばずにはいられなかった。
だって、
会いたかった、
会いたくてしょうがなかった、
とにかく会いたかった、
誠司だもん。
誠司「・・・A、、」
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にゃあ - 面白かったです! (2020年2月11日 22時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tsumu | 作成日時:2019年9月8日 17時