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A「、、、ちょっと、2人とも!」

藍梨「え、Aさん?」

優香「A、それどうしたの?」

A「え?それって、何?」

「「そのほっぺ(ですよ)。」」

A「え、ほっぺ?」






 





私は不抜けた顔をしながら



藍梨がすぐ持ってきてくれた手鏡に自分の顔を映す。









何の加工もなしに映された私の頬は



チークが厚塗りされてるみたいに真っ赤だった。









 





A「、、私、」

優香「何かあった?そんな赤くなるA、久しぶりだから。」

A「そ、そうだ、、私、こんなことしてる場合じゃないじゃんっ、」






 





不思議そうに眼差しを向ける2人に





“迷い込んだ男”の事を包み隠さず話した。









 









 









 









A「、、、お待たせしてしまって本当にすみませんでした、(ペコっ)」

優香「すみません。(ペコリ)」






 





嫌な顔ひとつせず居てくれた男に



私の代わりに説明してくれた優香と、もう1度頭を下げる。









 





「大丈夫ですって。困らせてしもうたんは俺の方ですから。」

A「でも、」

「それに、美味しいええ事もあったんで。(にこっ)」

A「、、、ありがとうございます。」









 





あからさまにハテナを浮かべてる優香に気づく事はなく





素直に嬉しい、って感情をそのまま笑顔に乗せた。









 





気持ちは、それ以上でもそれ以下でもない。





私の作り出すものを認めてもらえた気がして、ただ嬉しかった。









私が分かるのは、まだそれだけ。









 









優香指導の元、頑張って書いた地図を





どこか大事そうに手に取って立ち上がった男。









 





「、、お世話になりました。」

A「いえ、、お気をつけて。」

「はい。」







 





向けられた背中が、差し込む光に照らされて眩しい。









でも、私の目は怯む事なく彼の背中を追う。









 





すると、急に方向転換。









背中ではなく、今度は綺麗な瞳が見えた。









 









「、、、また来ます。」





「カランカラン、、」









 









彼はまた背を向けて、静かになった店を後にした。









 









 









 











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設定タグ:永瀬廉 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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Tu9mu7(プロフ) - じくねこさん» コメントありがとうございます。更新頑張ります! (2020年9月11日 21時) (レス) id: 50122a3aa2 (このIDを非表示/違反報告)
じくねこ - 更新ありがとございます (2020年9月11日 21時) (レス) id: 1083519e52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Tsumu | 作成日時:2020年8月19日 19時

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