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約束の日、彼はきっちりやってきた。









 





「カランカラン、」





A「、、いらっしゃいませ。」

廉「(ぺこっ)」









目が合うと会釈してくれた永瀬さん。









先客を手早く見送ると



長かった、と言わんばかりに、彼はマスクと帽子を秒で外した。









 





廉「すごいやん。もう大人気店になってもうたんか。」

A「そんなことないですよ、(笑)」

廉「俺がAちゃんのファン第1号やのに!」









 





張り合う所がズレてる気がしないでもないけど



そう言ってくれた事に、嬉しく感じない人は居ない。









私のデレッデレな笑みに



彼はなぜか満足そうな表情をしてこっちに歩み寄る。









 





廉「んふふ、」

A「、、何か付いてます?」

廉「ううん。Aちゃんの横顔キレ「永瀬さん。」、ん?」

A「今何か言ったら私、うっかりケーキ落としますよ。」

廉「っ、それはあかんっ!」

A「、、、ふふっ、」

廉「ぇ、」

A「私プロなんで、落としませんけどね(笑)。」









 





ケーキなんかのために必死になってくれて







せ、せやんな。分かってた分かってた!(笑)



と分かりやすく汗を拭って







多分“Aちゃんの横顔キレイやな”



って言いそうになってた、永瀬さん。









永瀬さんが永瀬さんじゃない、なんて言ったらおかしいけど





そう思っちゃうくらい私も私じゃないみたいで





テンションと心拍数が



比例するようにグングン上がっていくのが分かった。









 





でも、おかしな点が2つ。









 





A「、、、永瀬さん、」

廉「ん?」

A「タメ口してた。」

廉「うん。」

A「ちゃん付けしてた。」

廉「うん、(笑)」

A「、、、え?」

廉「え?(笑)」









 





急に頭パンクしたんか?





そう言って、私の顔を覗き込むように首を傾げる。









その行動が今の私にはあまりにも刺激が強くて



あっという間に血が上り、思わず顔をパッと逸らした。









顔近いし、あざといし、なんか楽しそうだし





本当にこれ、永瀬さん?









 





すると



こんな状況になぜか危機感を覚えたらしく



永瀬さんは、少し声色を変えて聞いてきた。









 









 









 











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設定タグ:永瀬廉 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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Tu9mu7(プロフ) - じくねこさん» コメントありがとうございます。更新頑張ります! (2020年9月11日 21時) (レス) id: 50122a3aa2 (このIDを非表示/違反報告)
じくねこ - 更新ありがとございます (2020年9月11日 21時) (レス) id: 1083519e52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Tsumu | 作成日時:2020年8月19日 19時

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