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「、、ガチャ、」





藍梨「あ、おはようございます!」









 





いつもより2時間早く家を出た私よりも先に



珍しく藍梨が出勤してきていた。









 





藍梨「良いの思い付いたから、すぐ作りたくなっちゃって。」

A「そうなの?すごい気になる。」

藍梨「まだ内緒です(笑)。それより、Aさんも早いですよね。」

A「え?、、そ、そう?」

藍梨「今日は予約入ってないから、いつも通り遅いと思ってました(笑)。」









 





朝っぱらから軽く私をディスり終えると



なぜか決まりがよさそうに再び手を動かし始めた。









私もそれを良い事に



私は彼女から顔を背け、エプロンを手に取りながら呟いた。









 





A「たまたま早く起きちゃって、ね、、」

藍梨「でも今来たからには、ちゃんと掃除やってもらいますから(笑)。」

A「、、いつもすいません、(笑)」









 





多分、藍梨は気づかない。









私が早く来た理由が



いつでも出来るようなタルトの練習をするためだという事に。









 





彼に美味しいものを食べてほしい



ただ、それだけのために。









 





そして









 





A「、、、来るかな、」









 





ここ最近



ルーティーンのようにそう呟いている事を





私以外、誰も知らない。









 









 









 









「、、プルルルル、」









 





ギラついてた太陽が切なげな夕日に変わり始めた頃



1本の電話が入った。









手が離せそうにない私を見て



最短距離に居た優香が受話器を手に取った。









表の通りまでチラシ配りに行ってる藍梨を除き



私と優香しかいない店内に、なぜか緊張感が漂う。









 









優香「、、、はい、、かしこまりました。では失礼致します。」





「ガチャン、」









 





重苦しく受話器の音が響く。









雰囲気さえも、さっきと違って重苦しく感じた瞬間





優香の言葉に、額に汗がじわりと滲んだ。









 





優香「、、やばいの引き受けちゃったかも、」

A「え?どういうこと?」









「19時までに、ホールケーキ10台だって。」









 









 









 











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設定タグ:永瀬廉 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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Tu9mu7(プロフ) - じくねこさん» コメントありがとうございます。更新頑張ります! (2020年9月11日 21時) (レス) id: 50122a3aa2 (このIDを非表示/違反報告)
じくねこ - 更新ありがとございます (2020年9月11日 21時) (レス) id: 1083519e52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Tsumu | 作成日時:2020年8月19日 19時

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