第四十一話 ページ48
肩で息をするA。
家族全員がここまで荒げたAを見たことがないので、目を見開いていた。
貴「・・・今日はもう帰ります」
「え、えぇ・・・またいらっしゃい」
早足で玄関に行き、素早く靴を履いて家の外にでる。
言いたいことは言い切った。後はこの頬をどうするかなぁ・・・。
そう考えるA。
とりあえず、近くのスーパーの薬局で湿布を買った。
貴(・・・にしても、風丸君よくやってくれたよねぇ。多分、次郎君から頼まれて仕方なくといった感じで引き受けたと思うけど私にとっては地獄だよ)
はぁ〜っと、深い溜め息を吐く。
父親に叫んだ上に､睨んだのだ。相当怒り狂っているに違いない。
すると・・・
「にゃあ・・・」
反対側の通行道路から､猫の鳴き声が聞こえた。
猫の鳴き声が聞こえた方向を見ると、黒猫と白猫の二匹がいた。
「猫ちゃん・・・」
そして、右には森村。
何故か、Aは嫌な予感がした。
森村・貴「「!?」」
さすがのAも、こんな風に予感が的中するとは思わなかった。
二匹の猫が、飛び出したのだ。
森村「来ちゃダメっ!車が!」
貴「早く戻ってっ!!」
「にゃ〜?」
二人の声は､当たり前の様に猫たちには届かない。
ブーッ!!
トラックが、音を鳴らして走ってくる。
猫は､音に気付いたようでトラックを見るが動こうとしない。
森村「猫ちゃんっ!!!!!」
貴「っ・・・」
森村とAは､猫の方向へと走る。
森村は黒猫の方向へ、Aは白猫の方向へ・・・。
ぶつかるっ!!!!
誰もが、そう思った。
トラックにぶつかる直前、二人は無意識にスピードをあげたのだ。
そして、向こう側の通行道路に無傷でついた。
「「にゃあ〜・・・」」
森村「うち・・・今､何が・・・?」
貴「一体どうなって・・・」
二人はそれぞれ、疑問を口にだしてから自分が抱き抱えている猫に気付いた。
森村「もう、道に飛び出しちゃダメよ・・・」
貴「気を付けてくださいね」
森村とAは猫に優しく微笑んでから、猫をおろした。
猫は何事もなかったかのように、すたすたと行ってしまった。
「大丈夫かっ!!好葉､Aっ!!」
貴「あっ、松風君に空野さん、それと九坂君」
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ナカバ(プロフ) - yuyuさん» そういわれてじっくり見てみたらそんな気がしてきたようなしないような…。本物のほうが100倍可愛いですけどねっ！ (2015年5月29日 7時) (
レス) id: 8dd30490ee (このIDを非表示/違反報告)
yuyu - イメ画を改めて見たら、カゲプロのアヤノににてますねｗｗｗ (2015年5月24日 18時) (レス) id: 5f4327b256 (このIDを非表示/違反報告)
ナカバ - yuyuさん» 本当ですかっ!?全然気がつきませんでした。…無意識に想像していたんでしょうね、過去の私。 (2015年5月10日 16時) (レス) id: 8dd30490ee (このIDを非表示/違反報告)
yuyu - イメ画を改めて見たらカゲpのアヤノに似ている (2015年5月6日 19時) (レス) id: 5f4327b256 (このIDを非表示/違反報告)
nanase - 続ききましたね（*＾ω＾）ﾜｸﾜｸ (2015年4月21日 6時) (レス) id: c08313898a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナカバ x他1人 | 作成日時：2015年1月6日 15時
