第十四話(早くも過去話) ページ17
貴「試合、終わりましたよ」
誰も居なくなった控え室で誰かと連絡を取っているA｡
試合は瞬木の事で色々あったが、解決して無事イナズマジャパンが勝利した｡
貴「それだけですので｡あの人には言わないでください。では」
通話を終了してAは小さくため息をついた｡
・・・あの人は、どうして私を縛るんだろう｡自分の娘ならば自由に好きな事をやらせてほしい｡
あの人、それはAの父親である｡
Aは父親に言われて幼稚園の時から習い事をしていた｡
自分自身、習い事はしたくなかった｡
しかも、8歳の頃急にサッカーをやってはいけないと父親に言われた｡
大好きなサッカーをできないと言われたAは泣いてしまった。
それで､週に1.2回なら良いと許可をもらえた｡
しかし､クラスメイトとはほとんど喋っていなかった為
「ノリが悪い」
「頭良いからって調子に乗っている」
などと陰口を叩かれ､軽い嫌がらせを受けていた｡
その頃から自分の興味がないものはどうでも良いと考えた｡
嫌がらせの事もどうでも良かったが､一応両親に話した｡
母親は泣いてまで心配してくれたが､父親は冷めていた｡
「そんなこと話している暇があったら勉強をしろ」
たったその一言だけだった。
この言葉が親が言うことじゃないことが幼かったAでもわかった。
そんな父親が嫌でAは10歳の頃家出をし、一人暮らしをしていた次郎の家で暮らすことを決めた。
次郎はあっさりOKした。
だが、次郎は過保護すぎる為父親ほどではないが嫌いになった。
そして､Aが家出した事を知った父親は大激怒。怒りが収まるのに1ヵ月かかった。
そんな父親がAがサッカーの日本代表になっているなんて知ったらただじゃ済まされない。
何をしてでも連れ戻し、二度とサッカーを出来なくするはずだ。
だから誰も父親にAが日本代表をしている事を言っていない。
バレるのは時間の問題だが。
貴「はぁ・・・もう考えるのやめよ」
「何で？」
控え室にはAしかいないはずなのに､もう一人の声が聞こえた。
Aは驚いて後ろを振り向いた。
貴「瞬木君・・・」
瞬木「よっ」
右手を軽く上げて笑う瞬木。
Aにとっては笑う状況じゃないのだが。
貴「えっと､どうして此処に？」
瞬木「忘れ物しちゃって」
そういう瞬木の左手には袋が握られていた。
貴「そうなんですか｡私､そろそろ戻りますので」
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ナカバ(プロフ) - yuyuさん» そういわれてじっくり見てみたらそんな気がしてきたようなしないような…。本物のほうが100倍可愛いですけどねっ！ (2015年5月29日 7時) (
レス) id: 8dd30490ee (このIDを非表示/違反報告)
yuyu - イメ画を改めて見たら、カゲプロのアヤノににてますねｗｗｗ (2015年5月24日 18時) (レス) id: 5f4327b256 (このIDを非表示/違反報告)
ナカバ - yuyuさん» 本当ですかっ!?全然気がつきませんでした。…無意識に想像していたんでしょうね、過去の私。 (2015年5月10日 16時) (レス) id: 8dd30490ee (このIDを非表示/違反報告)
yuyu - イメ画を改めて見たらカゲpのアヤノに似ている (2015年5月6日 19時) (レス) id: 5f4327b256 (このIDを非表示/違反報告)
nanase - 続ききましたね（*＾ω＾）ﾜｸﾜｸ (2015年4月21日 6時) (レス) id: c08313898a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナカバ x他1人 | 作成日時：2015年1月6日 15時
