キュウ ページ9
「え…？(泣)」
そら「えっどうしたの、」
私は必死に涙をこらえて
見られないように涙を拭った
「佐藤さんは？」
そら「それよりどうしたの？」
「、、話せた？」
そら「お前のこと聞いてんの、なんで泣いてんの？」
「…なんでもないよ」
そら「なんでもなくないから聞いてんだよ」
「私が何でもないっていうんだからなんでもないんだよ」
そら「Aがなんでもないっていうときは大体なんかある時でしょ？」
「そらが何を知ってんの笑」
そら「8年も一緒にいるんだよ」
「もうそんな経つんだ、」
そら「そらすなよ」
「そらしてないよ笑
帰ろっか」
そら「、、帰んない」
「小学生みたいなこと言わないでよ〜笑
明日仕事でしょ？もう10時だよ帰って寝なきゃ」
そら「まだ10時だから
どっか行こう？話聞くからさ」
「いいよ、疲れたし そらもつかれたでしょ？」
そら「いいや？」
「どうせ走って追いかけたんでしょ」
そら「俺をなめてんの？サッカー部のエースだよ小中高ずっと
、、まあ高校はフットサルだけどさ」
「ならいいけど、小中高ずっと帰宅部の私には疲れたの」
そら「…」
「帰ろ」
そら「家寄ってよ」
「寝たいの」
そら「じゃあ俺が行く」
「…」
そら「ね？決まりはい行くよ」
「なんで、？」
そら「？なに？」
そらに話してしまいそうになった
言ったら楽になったんだろうけど
そらの事困らせたくなかったから
抑えておいた
「なんでもない、行こ」
そら「うん、」
ガチャ
そら「あれ、芳香剤変えた？前のほうが好きだった…ってお前どうした！？」
「どうしたってなにが？…あ、」
そらと話すのに夢中になって
頬を打ったことを忘れていた
「なんでもないよ、」
そら「またそれだよ…なに？やられた？」
そら…あんたがやったんだよ…
「自分でだよ、酔ってたら電柱にダイブしちゃってさ」
そら「そんな飲んでたっけ？」
やばい、やらかした
一滴も飲んでいなかった
「立ちくらみかも、まあどっちでもいいよあんま痛くないし」
そら「立ちくらみ！？そんな疲れてたのかよ、言えよ」
「いやいいから！元々立ちくらみしやすいタイプなんだよ多分」
そら「そう？」
「うん」
そら「ならいいや」
そら「でさ」
「私風呂入ってくるね」
そら「…おう」
「先行く？」
そら「いいよ、今日は家で入る」
「、そっか」
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作者名：mamichan | 作成日時：2019年10月24日 4時
