拾い物はJUMPのお姫様 2 (ページ6)

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「考える時間、欲しいらしいから····」

もごもごと答える知念に

「え、もう告白済みなの！？」

「１ヶ月前に····」

「蛇の生殺しじゃん！」

「それでも一緒にいたいから。催促して嫌われたらやだし」

「知念、一途！可愛い」

知念をギューっと抱きしめる伊野尾と考える山田。

「それだけ一緒にいるなら嫌いなわけないと思うけど？」

「芸能人だし、年下なこともあるみたいだけど」

「キッカケが欲しいんじゃない？」

「キッカケ？」

「好きだけど、付き合うためのキッカケ。自分じゃ踏み出せないとか」

「伊野尾ちゃん、女心もわかるのか」

「山田、俺ほどになればわかるものだよ」

フハッと笑う伊野尾。

「じゃあ、抱いちゃえば？」

「山田、ストレートすぎっ！」

「ぶっ」

「知念、汚っ！」

飲んでいた水を吹き出す知念。

その一言は禁句なのに。

「知念、子どもじゃないんだから吹かないの」

「涼介が、変なこと言うから」

「山田の案も悪くないよ。いい雰囲気になれば自分の気持ちも素直になれるかもしれないし」

「ちょっと、それは····」

「知念そんなウブじゃないじゃん。どうした？」

「まさか、もう抱いてたとか！！？」

「····っ····」

「「え、まじ？」」

あの時の事を2人に説明をする羽目に。

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