拾い物はJUMPのお姫様 (ページ9)

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《だって》の言葉を飲み込み知念侑李の目を見つめる。
若い子たちが使っていた沼るはこういうことかと身に染みる。頭の中の警告は鳴りっぱなしだ。

『····ゆう、りっ········』

とても小さく呟いたのに、侑李には聞こえたようで満足そうな笑顔をみせる。

「嬉しい」

そう呟きAのおでこにキスを落とす。

『え、』

「嬉しすぎてつい」

目の前にいる侑李に振り回されるA。
今まで年下とこういうことがなかったため、余計に戸惑ってしまうのだ。

『本当に、人見知り？』

「そうだよ」

何が本当で、何が嘘なんてわからない。
人見知りなのにおでこにチューする？
逆にそれが普通なの？？
結局考えても答えはでない。
本当は嫌だけど、ジャニーズだということを忘れて今は楽しもう。
一夜限りだって、大丈夫。
明日にはまた普通の生活が待っているから。

「一緒に寝よ？」

『はい？』

今日はおかしな日だ。幻聴が聞こえるようになった。

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