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『忙しいのであれば大丈夫です。メンバーである山田さんに渡せたら安心ですので』
封筒を受け取った山田に、お願いしますと伝えその場をあとにしようとすれば
「あのっ!」
と呼び止められる。
もちろんその声は山田涼介で。
『なんでしょうか?』
「もしよかったら、少しお話しませんか?」
『え?』
「知念の事とか」
『えっと····やめておきます』
「····え?」
断れるとは思ってもいなかった山田は、目を見開いた。
『メンバーにしか見せない侑李の顔とか気になりますけど、侑李に悪いので。もし話してくれるなら侑李がいるところでお願いします』
お辞儀をして山田涼介の元を後にした。
「知念、いい人に出会ったみたいだね」
「····うん」
メイクが終わった伊野尾慧とメイク室に向かったはずの知念侑李が影から2人を見つめていたのだった。
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作者名:ドライ | 作成日時:2023年6月8日 12時