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『終わったぁぁ!』

「もうムリっす」



小さなミスを見つけられなかったのは自分たちの甘さだ。



『帰ろ····疲れた』

「そッスね····。明日は休みで」

『うん、代休申請して帰ろ』



上司にメールで代休の連絡をいれ、パソコンをおとす。

戸締りを2人で確認して、会社を出れば




「A」

『え、侑李!?』



ガードレールに座ってる知念が。



「迎えに来たから帰ろ」



ぴょんっと飛び跳ねAの前に立つ知念に




「先輩、この子Hey! Say! JUMPの知念侑李じゃないですか」



大きな声で叫んだ。



『ちょっと佐伯くんっ!声おっきいよ』



シーと口に出せば、ヤバいと口元を覆う佐伯。



「先輩どんな関係で?」



小さな声で呟けば。



「付き合ってるけど」



知念がAを引き寄せた。



『え、侑李!?』



展開に着いていくのがやっとだが、



『佐伯くん、この間の動かなかった子』

「あー、あの時のっ!」



その場にいた佐伯くんなら伝わるはず。



『侑李。あの時、佐伯くんもいて助けてくれたんだよ』

「どうも····」



対抗心むき出しで、Aから離れない知念。



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作者名:ドライ | 作成日時:2023年6月8日 12時

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