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次の日の朝。
いつも通りに起床し、簡単な朝食作り。
9時出勤にしたからいつもより余裕はある。
起きたら電話すると言っていた侑李。
もしかしたら仕事中で出れないかもしれない。
事前に連絡をいれておこう。
コーヒーをいれ、少しゆっくり。
ちゃんと侑李メッセージみてくれるといいな。
※
「先輩、おはようございます」
『佐伯くん、おはよう』
会社にて佐伯くんへと合流。
パソコンを立ち上げながら、ミスが見つかった部分を確認する。
『金曜日確認したよね?』
「したはずなんですけどね····」
2人でやけくそになって仕事してたのもあり、間違いがないとは言えない。
「俺、ここから修正します」
『お願い。私はこっちね』
カタカタとキーボードを叩く音がオフィスに響く。
〜🎶〜🎶〜
静まり返る中、電話が鳴り響いた。
お互い電話を確認すれば、Aの方から音が鳴る。
ディスプレイには【知念 侑李】の文字。
仕事になって電話はできないと、いれたメッセージをみなかったのかと戸惑う。
「出ないんですか?」
『ごめんね、ちょっと席外す』
断りを入れ、部屋から出る。
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作者名:ドライ | 作成日時:2023年6月8日 12時