検索窓
今日:11 hit、昨日:5 hit、合計:25,297 hit

32 ページ32

「やーだ!」

『私もダメです』



お風呂先にどうぞと勧めたところ、一緒に入ろうと爆弾発言する知念侑李。

当然ながら拒否すれば、やだど駄々をこねる。

そして冒頭へ戻る。



「なんで、ダメなの?」

『逆になんでOKって言われると思ってる!?』

「今日のAは優しいから」

『それとこれとは別よ』

「ほんとうに、ダメ?」



あざとい。
自分の可愛さをわかってやってる。



『可愛く言ってもダメ。付き合ってない方とは、裸のお付き合いできませーん』



冗談っぽく笑いながら言えば



「付き合ったらいいの?」



1人だけ大真面目。



『へ?』

「だから付き合ったらいいんでしょ?」

『いや、それは····』

「僕、Aが好きだよ」

『っ!!?』

「Aに惹かれて、離したくない。」



ジリジリと詰め寄ってくる知念とゆっくり後退りするA。



「僕のものにしたい。誰にも渡したくない」

『····ぁっ、』



トンッと壁にぶつかり、もう後ろにはさがれない。



『ま、っ····て』

「待てない」



顔を下げようにも、顎クイ状態で目線すら外せない。



「A、好き」



侑李と口が重なった。



,

33→←31



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
102人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ドライ | 作成日時:2023年6月8日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。