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「作ってもらったお礼ですし、気にしないで下さい」
と山田が言えば、
「僕の為に作ってくれたんだからねっ!涼介はそれを横取りしたんだからっ!」
「横取りって言い方悪いっ!」
「本当のことでしょ。Aの分まで食べちゃって」
「知念もじゃん!ちゃっかりチャーハンまで作ってもらって」
「僕はいいのっ!」
『ふふっ』
言い合いをしてる2人をみて耐えれなくなったA。
クスクスと笑っていれば、2人はパタリと話を止める。
『ケンカするほど仲良いの言葉がピッタリだね』
思ったことを口にすれば、2人で「違うし」とハモる。
これまた仲良し。
※
片付けが終わり3人ゆっくり話をなんて思っていたが
「知念、そろそろ帰ろ」
自分のバックをもち知念に声をかけた山田涼介。
「僕は····」
「早く、な?」
帰りくない知念と帰りたい山田。
『あの、山田さん?』
「はい」
『今日、侑李に相談あって来てもらったんです』
「相談?俺も聞いてもいいです?」
『ちょっと····それは····。山田さんとは今日初めてあったので、相談はしにくいです』
「そう、ですか····。わかりました」
渋々と諦めた山田涼介をみて、Aはホッと溜息をつく。
「知念、あとで連絡ちょうだい」
「わかった」
侑李と2人山田涼介を見送った。
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作者名:ドライ | 作成日時:2023年6月8日 12時