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「「ご馳走様でした」」



男性2人なだけあって、作った物は全て完食。

むしろ足りなかったみたいで途中、残ってるご飯でチャーハンを作った。



『お粗末さまでした』



作ったかいがあったなと思いながら食器を重ね、台所に持って行こうと立ち上がると



「俺、手伝います」



山田さんが残りの食器を重ね一緒に持ってきてくれた。

チラリと侑李に目線を向けると、悲しいような、悔しいような、なんとも言えない顔をしている。



『侑李、おいで』



手招きすると驚いた顔をして、目をパチクリさせる。



『はやく』

「うん」



素直にAの元に向かう侑李に



『はい、侑李のお仕事』



ニッコリ笑い、スポンジを渡す。

頭の上にクエスチョンマークをかかげてる侑李に



『山田さんと一緒に洗って下さい。私は流したものを拭いて片付けます』



そう言ってタオルを見せた。









「ちょっと、涼介。もうちょっとそっち行ってよ」

「ちぃが場所取りすぎ」



揉めながら仲良く洗い物をする2人をみて



『私、ジャニーズに洗い物させて怒られないかしら』



ポツリと呟いた。



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作者名:ドライ | 作成日時:2023年6月8日 12時

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