拾い物はJUMPのお姫様 (ページ26)

今日:30 hit、昨日:32 hit、合計:25,348 hit

26 ページ26

メンバーとの仕事は必ず押す。
いつもならメンバーと居れて嬉しいって思うけど、今日は早く帰りたい。

スマホを開きAに帰るのが遅れると連絡を入れると、すぐ了解のスタンプが送られてきた。

早く返信きて、嬉しいって思う。
女子かってツッコミは無しで。

※

「カット！お疲れ様です」

無事に撮影も終わり、急いで帰る準備。

「知念ちゃん、ご飯いこー」

中島裕翔が後ろから知念に抱きつくと、ため息をつき絡んだ腕を外す。

「僕、今日用事あるから。ご飯は行けない」

「そっか。じゃあ、今度いこ」

「わかった」

離れた中島を確認し、荷物を持ち部屋にいるメンバーに声をかけた。

「僕帰るね。お疲れ」

「「「おつかれー」」」

楽屋を出てすぐAに連絡する。

『もしもし』

「A？」

『どうしたの？』

「遅くなってごめん。これから帰る」

『わざわざ電話くれたの？』

「早く声聞きたくて」

『ふふっ。お疲れ様。ご飯作って待ってるよ』

「うん」

電話を切りスマホをポッケにしまう。
直ぐに口を覆い、今自分がにやけている事を悟られないようにした。

数時間離れて声を聞いただけで、こうだ。

僕はもう、Aが好きで仕方ない。

そう実感した。

,