【怪盗ジョーカー】君のエメラルドグリーンは僕の物 (ページ3)

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ながばなページ3

Aは書斎の椅子に腰掛けると、もう一度カードに視線を落とした。

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今夜、エメラルドグリーンをいただくことにするよ
　怪盗スペード
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泥棒は、数えきれないほど相手にしてきたが、こう

やって予告状を出されたのは二回目だ。

両親が亡くなってまだ間もない間に、“眠る少女”を

盗むと予告し、やって来たあの初老の男。

Aは、宝を盗まれてしまった。

だか、くやしんでてもしかたがないと。自分で言い

聞かせていた

Aはカードのメッセージを指でなぞる。

シンプルな字はあの男の予告状と似ているが名前が違う

怪盗スペード

当然ながら聞いたことはある。

差ほど貧乏ではないため、Aはテレビをいじ

り、ニュースなどを見ているが、あまり興味は無い

ため怪盗スペードとうい人物などしらなかった。

だが、怪盗シルバーハートは一度顔を出していた

ため、その男だけは知っている。

Aは男に言われた言葉を思い出した

「ワシは泥棒ではない。怪盗だ。ワシはちゃんと予告状をだした。これは持ち主とワシとの真剣勝負なんじゃ」

男に言われた言葉。

きっと怪盗スペードも真剣に盗みにくるだろう。

A「怪盗スペード・・・私も本気でやらなきゃね。」

だが、２つ問題があった。

ひとつは、この屋敷には数々の宝石がありエメラル

ドグリーンなど、数えきれないほど沢山ある。

だが、その問題は簡単。Aは全てのエメラルド

グリーンを金庫に運ぶことにした。

２つ目は怪盗スペードとはどんな人物なのか。

それが分かれば対策方法があるのだが。

まぁ、仕掛けでも作っとくかなと思いAはあん

まり気にしなかった。

A「よし、後はまつだけ」

　