。 ページ4
Jinside
マ「ね、A〜」
『んー』
スマホから目もあげずにAを呼ぶマホト
『なにー?』
ちょいちょい、とマホトが手招きすると
のそのそ、とAはそちらへ移動する
『わっ、』
するとそのまま後ろから抱きしめられる
マ「それだけー」
そして2人ともそのままの体制で
スマホをいじりだす
相「あの2人ってあーゆーことさらっとやっちゃうよね」
へ「ですねー」
相「…まぁ、当然、」
へ「っすよねー」
2人がちら、と目線を向けたのはオレの方
2人の想像通りに動くのは癪だが
ムカつくことはムカつくので
奪いに行こうと思う
ジ「A」
『うん』
相変わらず目を向けない
ジ「酒買いに行こ」
『んー、』
そう言って立ち上がろうとするAを
腕に力を込めて抵抗するマホト
『どしたの、』
マホトの頭をくしゃり、と撫でる
オレにはしてくれないくせに
そんな小さな嫉妬が隠しきれなくて
ジ「ほら行こ」
無理矢理腕をひっぱる
『あ、うん。マホト、また夜構ってあげるから』
Aがそう言うと
する、と腕を離す
『じゃーね、いってきます』
相「行ってらっしゃい」
へ「行ってらっしゃい」
Aの腕をひっぱっていく
『歩きにくいからw』
ジ「いーの」
リビングのドアを閉めるとき
マ「あーぁ、とられちゃった」
相「どんまいw」
マ「まぁいーよ、」
そんな会話が聞こえた
Aはイヤホンを丁度つけたところで聞こえなかったと思う
それを知ってか知らずか
マ「負けないから」
トランジスタと話すには少し大きめな声だった
ジ「オレだって負けねーし」
ぽつり、と呟く
『ん?なんか言った?』
ジ「なーんも」
ぽんぽん、と頭を叩く
『そーなの?てか、この前コンビニで美味しそうなお酒見つけた!』
ジ「じゃあそのコンビニ行こっか」
『やったー!』
たまに見せる無邪気な笑顔を
今日オレにだけ見せてくれたから
よしとしよう。
140人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みは - 凄い面白かったです! 大変かもしれたないけど更新頑張って下さい! (2018年2月26日 8時) (レス) id: 57d13694d5 (このIDを非表示/違反報告)
だだだ - ちょー面白かったです!今更ですが、マホト君が好きなのでマホトオチにしていただきたいです…。 (2018年1月27日 12時) (レス) id: 5a2ea4a68e (このIDを非表示/違反報告)
ほとぴ(プロフ) - なのさん» そう言ってもらえてよかったです!ありがとうございます! (2018年1月15日 22時) (レス) id: ead0c2a138 (このIDを非表示/違反報告)
なの - すごく上手に書けてました!次も頑張って下さい! (2018年1月15日 19時) (レス) id: b5e5fd56f7 (このIDを非表示/違反報告)
ほとぴ(プロフ) - なのさん» 楽しそうなリクエストありがとうございます!書かせていただきますね!! (2018年1月13日 22時) (レス) id: ead0c2a138 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ほとぴ | 作成日時:2018年1月8日 14時