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三話 ページ4

「だーかーらー、俺は弟じゃないっていってるじゃーん。兄でもねぇーけどさぁ、、」






もしかしてそれがA?というフロイドを横目に
ラギーは心底面倒くさそうな顔をしていた。



理由は簡単。Aの兄である双子は弟を溺愛しているから。


そしてその溺愛している弟が幼くなっていると聞き、
走ってここに来たのだろう、少し息切れしている。




で、何が面倒くさいのかというと、この状況だ。
今、Aはラギーの膝の上に乗って眠っている。




まぁこの状況を見たらフロイドは荒れる訳で






「ねぇコバンザメちゃんさぁー、俺のAに何してんの? 早く離れてくんね?」







「あ、フロイドくんじゃないですかぁ!
いやぁー困ってたんスよ!
Aくんどうするか悩んでて!
でも兄であるフロイドくんが来たからには安心ッスね!

そろそろオレもレオナさん迎えに行かないといけないんでAくんの事頼んでもいいっスか?」








相当焦っているのだろう。
そう早口で話すラギー。
そっとAを抱き上げフロイドに渡す。







「…そういう事ならいいよぉ?でも、Aに
変な事したらぁ、、絞めるから。」






「シシシッ、フロイドくん、感謝するッス! じゃ、そういう事でー!」






「うん、ばいはぁい。……あはっ、Aの頬っぺた
ちょーもちもちぃ、」







「…はぁ、その仔犬を連れて早く寮に帰れ。もう授業はとっくに終わり、下校の時間だ。」








「はぁーい、よいしょっ…と。あはっAかわいー。
じゃーねぇ、イシダイせんせぇ」





「せめてクルーウェル先生と呼べと何度言えば!」





「はいはぁーい、またねイシダイせんせぇ」






「まてッ!リーチ弟…ッ!」





そう言いながら教室を出るフロイドに周りの生徒は
安堵と共にクルーウェル先生の機嫌の悪さに怯えながら
各自帰りの用意を静かに始めた。

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Luis(プロフ) - しろさん» ありがとうございます。とても励みになります! 少しずつですが投稿していくのでご期待に答えられるように頑張ります! (2022年9月3日 1時) (レス) id: e9902680b1 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしてます! (2022年8月31日 23時) (レス) id: 93afb517a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Luis | 作成日時:2022年4月24日 20時

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