Walking with you 7 (ページ39)

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【となりの潤くん】ページ39

｢まーた開いてる、、潤くん起きてー｣

起きたらすぐに立ち上がり、隣のお部屋に顔を出す。

隣のお部屋って言っても、同じ家には住んでない。ただアパートのお部屋が隣なだけ。

合鍵を持っていったのにも関わらず、鍵はかかっていなくて、俺は“またか”とガッカリする。

｢潤くんおはよーおきてー｣

昨日は12時過ぎまでバイトだった潤くん。朝が弱いのに無理して頑張っちゃって。

ベッド付近の床に昨日着てた服が散らばってて、布団を少し剥がすとパンツ一丁の潤くんが寝てる。

｢潤くんったら、シャワー浴びないとじゃない？時間なくなるよ？｣

｢んー。｣

薄目を開けるが、俺を捉えるとまた目を閉じてしまう。

気持ち良さげに眠る彼に誘われ、俺の目も垂れてくる。

まだ6時をちょっと過ぎたくらいの時間だからまだまだ余裕がある。

6時半にタイマーをセットして俺も寝ることにした。

｢和、狭い｣

｢うるさい｣

小言が多い潤くんを制して、ベッドの中に潜り込む。

潤くんの体温で暖められた布団が気持ち良くて、3秒もしないうちに眠れそうだ。