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3日間のICU生活はキツかった。
最初の日は喉に管がぶっ刺さってて変な感覚がしたし、酸素マスクをしてても呼吸は苦しいし、自分でトイレにも行けない、ご飯も食べられない。
会えるのは両親だけで、助けてくれた中丸にお礼も言えてないし、心配してくれた智にごめんなさいできてない。
｢かず、苦しくなるから泣かないよ？｣
そんな思いで毎晩泣いては母さんを困らせ。
やっと大部屋に移されたと思ったら、なんで言わなかったのって説教されて。
｢かず、言えなかったんだよね。ずっとひとりでがんばってた。
もう十分反省してるだろうし怒んないで、、｣
外で待ってたはずの智がいつの間にか止めに入ってくれて。
｢ごめん、さとし、しんぱいしてくれたのに、おれ、ばかだから、さとしにあくたいついて、わるいことした。｣
物理的な苦しさとは別に、心理的な苦しさから涙を流す。
｢いいよ、謝んなくて。｣
智は同い年とはいえ、やっぱりお兄ちゃんで、大きな心で俺を許してくれた。
｢かず、水遊びの時気付かなくてごめん｣
｢夜とか発作辛かったはずなのに、近くのベッドなのに気付けなくてごめん｣
｢たくさんゲームも漫画も買ってきてあげるから早く治して｣
いつの間にか翔も潤も雅紀も入ってきていて、最終的に5人で抱き合って涙を流した。
夏休みのほとんどは病院で過ごすことになりそうだけど、ぜんそくを理解してもらって、治療も受けられて、なにより、、、
『右高台に1、エリア付近からはなれて、俺が塗りいくから、今いるとこから敵倒しておいて』
『了解、、まって1人逃した、けほげほっ、そろそろ来ると思う』
『あ、きたきた、』
面会時間が過ぎた後に通話しながらオンラインゲームをするのがすっごく楽しい。
『あっ、けほげほっ、、ぇほっげほ』
『興奮しすぎ！笑
こっち有利だし少し休んで！』
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年6月12日 2時
