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｢二宮、書斎までこれ運んでくれないか？｣
午後8時。
ようやく副社長の会社での仕事が終わり、退勤する時間になった時。
副社長室に呼び出された二宮は、本が沢山入ったダンボールを渡される。
二宮の手首はボロボロで、少しでも負担をかけたら取り返しのつかないことになりそう。と思うほど痛んでいる。
だが、副社長の頼みとなればNoとは言えないので、ほぼ気力だけでそれを車に乗せ、副社長の自宅まで車を運転した。
｢車を停めてからこちらを書斎にお持ちしますので、少しお時間をいただきます。｣
｢おう。私はすぐに夕食を頂くからそんなに急がなくて結構だ。よろしく頼むよ。｣
手首の痛みも、身体の不調も限界に達してる二宮。
金田一家の駐車場に車を停めると、シートに沈み込み、腕で目を覆う。
｢はやく、ほん、、。はやくしないと、、｣
うわ言のようにそう呟く二宮。
｢うわ、熱高っ。｣
｢ほんとだぁぁ。｣
｢涼介どーする？ダンボール持ってける？｣
｢うん。兄さん、二宮さんのこと運べる？｣
｢うん。｣
退勤時に二宮が大きなダンボールを抱えてるのを見た2人。
少し遅れて自宅に到着し、限界な状態の二宮を発見。
金田一家の一角にある、二宮が寝泊まりをする部屋を目ざし、潤がお姫様を抱くようにして運ぶ。
｢ん、、｣
車の中で意識がはっきりしないままここに連れてこられた二宮。
そのまま熱に浮かされ、1時間ほど眠ってしまっていたみたい。
目を覚ますと、左手首はテーピングされており、少し遠くに目を移すと、椅子に腰かけた潤が居眠りをしている。
そのそばにはうどんと、数種類の薬。
自分のためにここまでしてくれたんだ、と感動した二宮。
潤になにか恩返しできないかな？と回らない頭を必死に働かす。
考え抜いた結果、ベッドで寝てもらおうと、膝の下と首の下に腕を通すのだけど。
｢え、二宮さん、何してるんすか？｣
様子を見に来た涼介に止められる。
｢二宮さんが寝てる間に診てもらったんですけど、二宮さんの腱鞘炎結構重症ですよ？お医者さんが極力動かさないでって。なのに兄さん持ち上げようとしてたなんて、、｣
｢わ、お医者さん呼んでいただいたんですか、。ご迷惑をおかけしました。｣
｢とにかく！二宮さんはうどん食べて、お薬飲んで、すぐ寝てください！｣
背中を押され、席につかされる二宮。
潤を起こさないように静かにうどんを啜った。
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賞味期限(プロフ) - ぴんさん» ありがとうございます😭不定期になってしまいますがこれからも投稿し続けていくんで気長に待っていただけたらなと思ってます！いつも本当に感謝です💃 (4月2日 22時) (
レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - あわわわわわわわｱｾｱｾｱｾｱｾ 革命起こしてましたびっくりwwwwww 最近少しお休み期間もあったのでほんとに心配しましたぁぁあああ😭😭😭😭よかった。お仕事お忙しかったんですね、お疲れ様です😭😭 (4月2日 14時) (レス) id: 218c45e5e6 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます🥺静か〜に、地味〜にツボ押す四男きゃわですよね♡ (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ぴんさん» うわわわわわうれしい😭革命起こさないでください笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑 (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - うすしおさん» こちらこそ長い間待ってていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2024年2月15日 1時
