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｢できたー！｣
｢ついたー！｣
賑やかなお庭。
テントの設置を素早く済ませた長男と三男。
火起こしに成功した次男と五男。
清々しい顔でハイタッチを交わす。
一方、四男はと言うと。
｢ツボねぇ、｣
トイレに篭もり、ネブライザーから出る霧を吸いながら、スマホで“喘息 一瞬で治す”なんて検索をかけて、抑え込もうと必死だ。
｢漏れるー！｣
｢わっ！｣
｢えっ、何してんの？｣
鍵を閉め忘れていた和也。
用を足しに来た長男とご対面。
｢ねぇ、大丈夫？｣
｢大丈夫大丈夫。｣
｢もしアレなら焼いた肉とか定期的に運んでやるから、リビングでテレビ見ながらご飯にしたら？夜は外で一緒に寝てもいいけど。｣
｢や、いい。てか、皆に言わないでよ？｣
｢いや、言わなくたってどうせバレるんだからさ？｣
｢バレないようにするから！潤がせっかくあんなに楽しみにしてたんだから、空気壊すようなことしたくないの分かってくれるでしょ？｣
｢うー、、ん。｣
お互い、簡単には譲らないみたいで、ダラダラと会話が続く。
｢焼き始めるよー！｣
家の中まで聞こえる雅紀の声。
｢じゃ、俺行くから。邪魔しないでよ？｣
長男を軽く睨みつけ、出ていく四男。
｢あー和やっと来た。ずるいよ、なんも手伝いしないの。｣
｢いやしようとは思ったんだけど、トイレ行ってる間にみんなが勝手に終わらせてくれてたから、手伝うにも手伝えなかったんだよ｣
双子のそんなやり取りに、｢言い訳はいいからとにかく焼いてくださーい｣と三男がトングを差し出す。
徹底的なケアのおかげで、序盤は調子よくお手伝いが出来ていた。
｢あっちゃー、｣
椅子に深く腰掛ける和也。
炭のパチパチという音に紛れて、ひゅーひゅーと気管支を軋ませる。
暑さと息苦しさのダブルパンチで、体力の消耗が激しい。
｢和？ひゅーひゅーしてない？｣
思わず目をつぶり、顔を顰めてしまった和也。
対面でその様子を見ていた双子の弟が、その辛そうな表情に気付き、お肉を取るフリをしてそばにやってくる。
｢え？大丈夫？｣
和也が心配で隣を死守していた智。
だが、焼くことに集中しすぎて気付くことが出来なかった。
トングをおいて、心配そうに寄ってくる。
｢ちょっと中で休ませたら？｣
｢熱中症っぽいし、ちょっと危ないかもね｣
みんなが一気に動き出す。
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賞味期限(プロフ) - ぴんさん» ありがとうございます😭不定期になってしまいますがこれからも投稿し続けていくんで気長に待っていただけたらなと思ってます！いつも本当に感謝です💃 (4月2日 22時) (
レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - あわわわわわわわｱｾｱｾｱｾｱｾ 革命起こしてましたびっくりwwwwww 最近少しお休み期間もあったのでほんとに心配しましたぁぁあああ😭😭😭😭よかった。お仕事お忙しかったんですね、お疲れ様です😭😭 (4月2日 14時) (レス) id: 218c45e5e6 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます🥺静か〜に、地味〜にツボ押す四男きゃわですよね♡ (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ぴんさん» うわわわわわうれしい😭革命起こさないでください笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑 (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - うすしおさん» こちらこそ長い間待ってていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2024年2月15日 1時
