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｢おはよ｣
｢あ、おはよ｣
またいつもの日常が戻り、長袖のワイシャツを着て暑い暑いと悲鳴をあげながら中丸と登校。
けど、ひとつ変化があったのはこれ。
すれ違いざまに松本が挨拶をしてくれるようになったこと。
｢え、なにがどーなってこーなってんの？｣
その光景を見た雄一はものすごい驚いていたんだけど、｢脱陰キャ｣とだけ言って、いとこであることは明かさなかった。
混乱してる雄一が面白いからね。
月日は流れ、もう秋が来た。
運動の秋ということで体育は定番のマラソン。
けど、風邪を引いたタイミングで喘息がぶり返して、思うように走れない。
一緒に走ろうと言った雄一はもう見えない。
｢んん゛、げほっげほっ、ごほっ｣
胸がゼーヒューしてとにかく苦しい。
小2まで小児喘息だった僕。
その時の記憶が蘇る。
血の味がする口の中。
粘り気の強い痰が気道を塞いで咳き込んでも取れない。
酸欠になってるせいか目の前がだんだん見えなくなってきて、手足の痺れも出てくる。
あぁ、あの時と全く一緒。
吸入器はあいにく、走る前に脱いだ長袖と一緒に置いたままで、どうすればいいか焦る。
｢二宮っ！｣
そんな時、、、松本の声が。
｢二宮、こっち。｣
手を引かれ、木のベンチに座らされる。
｢大丈夫大丈夫。いつか落ち着くから大丈夫。｣
苦しくてもちゃんと声は届く。
｢えっ、笑｣
15分ほどすると息苦しさはあるものの咳は落ち着いた。
ありがとうって伝えようと思って顔を上げれば、大きな葉っぱで僕のことを扇いでくれてて。
可愛いところあるんだなってつい笑っちゃう。
｢なんだよ、、わらうなよ、。結構ちゃんと風きたでしょ？｣
｢うん笑、けほっ､ありがと｣
僕が喋ると、安心した顔して隣に腰掛けてくる松本。
｢ちゃんと通院してる？｣
｢うん。ちょうどね、昨日だったよ。｣
｢そうなんだ、安心した。｣
｢てか、松本、こんな所にいていいの？｣
｢え？あ､うん｡実はさ､ちっちゃい頃にトラックに足轢かれて｡その時の後遺症のせいかあんまり長く走ってらんなくてさ｡｣
｢え､そうだったの？｣
｢そうそう｡だから申し訳なく思わなくていいよ｡ゆっくり戻ろう？｣
そう言った直後に先生が車で迎えに来てくれた。
どうやら先にゴールした生徒たちが知らせてくれたみたい。
2人で仲良く帰ったら、また中丸に驚かれたことは言うまでもない。
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賞味期限(プロフ) - ぴんさん» ありがとうございます😭不定期になってしまいますがこれからも投稿し続けていくんで気長に待っていただけたらなと思ってます！いつも本当に感謝です💃 (4月2日 22時) (
レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - あわわわわわわわｱｾｱｾｱｾｱｾ 革命起こしてましたびっくりwwwwww 最近少しお休み期間もあったのでほんとに心配しましたぁぁあああ😭😭😭😭よかった。お仕事お忙しかったんですね、お疲れ様です😭😭 (4月2日 14時) (レス) id: 218c45e5e6 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます🥺静か〜に、地味〜にツボ押す四男きゃわですよね♡ (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ぴんさん» うわわわわわうれしい😭革命起こさないでください笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑 (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - うすしおさん» こちらこそ長い間待ってていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2024年2月15日 1時
