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｢翔ちゃん！｣
｢由里子！｣
でっかいおばあちゃん家の広い駐車場。
もう既に何台もの車が停まっていて。
キャリーケースを降ろしていると、次々に車が入ってきて。
たまたま隣の車が母ちゃんのお兄さんの車で。
忘れ物を取りに来たタイミングで出くわした。
｢おっきくなったね和也。って風邪引いてんの？｣
おっきくなったねと言われても会った覚えはない。
なんせ母ちゃんには上に6人の兄弟がいるからね。
全員となんて会ったことがない。
｢わかんない。けどなんかとりあえず具合悪そうだったから冷えピタ貼ってみた。｣
人見知りの僕の代わりに母ちゃんが答えた。
｢相変わらずテキトーだな、｣
そう言って笑う翔さんはありえないくらいイケメンだった。
｢っ、げほげほっ、、んんっ、｣
お線香の香りがマスクを貫通し気道に入り込んできて、すぐに噎せる。
けれど、この静かな空間でうるさくするわけにはいかないとグッと堪える。
｢おばあちゃん、｣
安らかに眠るおばあちゃんを見て、涙腺が再び崩壊する。
それと同時に我慢してた咳も溢れて。
｢和、だいじょぶ？｣
隣で泣いていた母ちゃんが背中を摩ってくれる。
けど、苦しくて汗をかいてきちゃって。少し暑いよ。
｢二宮、こっち。｣
そこに聞きなれた声がして。
僕の手を引いて別の部屋に。
｢まつｯげほっげほっ、まつもと、、｣
まさか、同じクラスの陽キャ松本潤がここに居るとは思わなくて。
｢咳喘息なんだっけ？大丈夫？｣
水やらタオルやらを用意してくれる彼。
お顔が濃くて、気が強い怖い人だと思ってたから、こんなに優しいなんてちょっと意外だった。
｢やだ、和ちゃん風邪じゃなくて咳喘息の咳だったの？ごめんね気付かなくて。｣
後を追ってきた母ちゃんが悲しそうな顔してそう言う。
｢由里子、お前ほんと鈍臭くてテキトーだな。｣
そこには翔さんもいて、鈍臭い母ちゃんを軽く突く。
｢和、ちょっと音聴いていいかな？｣
そして直ぐに聴診器を僕の背中と胸に当ててくる。
｢こんな所にまでお医者さんの道具持ってきてんの？｣
これにはびっくりで、僕の代わりに母ちゃんがツッコミを入れてくれる。
｢ちょ、由里子も聴いてみる？｣
｢え、うん、｣
そしてそのツッコミには何も返さずに真剣な顔して聴診器を渡してくる。
｢ん、ぴゅーぴゅーいってる｣
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賞味期限(プロフ) - ぴんさん» ありがとうございます😭不定期になってしまいますがこれからも投稿し続けていくんで気長に待っていただけたらなと思ってます！いつも本当に感謝です💃 (4月2日 22時) (
レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - あわわわわわわわｱｾｱｾｱｾｱｾ 革命起こしてましたびっくりwwwwww 最近少しお休み期間もあったのでほんとに心配しましたぁぁあああ😭😭😭😭よかった。お仕事お忙しかったんですね、お疲れ様です😭😭 (4月2日 14時) (レス) id: 218c45e5e6 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます🥺静か〜に、地味〜にツボ押す四男きゃわですよね♡ (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ぴんさん» うわわわわわうれしい😭革命起こさないでください笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑 (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - うすしおさん» こちらこそ長い間待ってていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2024年2月15日 1時
