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｢母ちゃｯげほげほっ、、｣
無事学校側に連絡を入れられたみたいで、帰る支度をしていると担任が呼びに来た。
これからぼっちになる陰キャ丸雄一に挨拶をして、真っ赤なスポーツカーで迎えに来た母の元に行く。
ドアを開けた瞬間、クセの強い芳香剤の香り。車内はめちゃくちゃ涼しくて、、思わず咳き込んでしまう。
｢母ちゃんじゃなくてママって呼んでって言ってんじゃん！｣
おばあちゃんが亡くなったっていうのに、いつもと変わらないアホ丸出しの母ちゃん。
｢なんでもいいじゃん。げほっ、｣
｢ねぇ、風邪引いてんの？今夜からあっちに泊まるけど、大丈夫？｣
サングラスをとって僕の顔を覗き込んでくる母ちゃん。
匂いが強いせいだよ、と言おうと思ったが、母ちゃんの目が泣いた直後のような腫れた目をしていて、、｢大丈夫｣とだけ言って黙った。
｢今夜は色々な準備をして、明日はお通夜、その次の日がお葬式でそのあと火葬って感じだから、3日分くらいの着替え用意してね。｣
キャリーケースを渡され、荷物を詰めていく。
身近な人が亡くなるなんて初めてのことで、身体が震える。
おばあちゃんは苦しまなかったかな、もっと頻繁に会いに行ってあげられたら。
なんて思ってると涙が込み上げてくる。
｢はぁっ、こほっごほげほっ、｣
嗚咽が刺激になってまた咳が出る。
｢和ちゃん、大丈夫？鼻チーンしたらあっち向かおうね。｣
先に準備が終わった母ちゃん。
いつもアホみたいな顔して、僕よりも精神年齢低いなって思わせるような言動しかしないのに。
こういう時だけはちゃんと親なの、ちょっと慣れないからやめてほしい。
｢到着したら教えてあげるから、これかけてちょっと寝てなさい。｣
再び車に乗り込むと、芳香剤は撤去されていて、換気をしたのか匂いもだいぶマシになっていた。
助手席のシートは倒してあって、その横にブランケットが用意されていた。
車に乗り込めば、予告もなしに突然冷えピタを貼ってきて、マスクと飴を渡された。
マスクをつけると呼吸するのが苦しかったんだけど、母ちゃんの優しさを無駄にする訳にはいかなくて。
大人しくそれを着けて眠った。
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賞味期限(プロフ) - ぴんさん» ありがとうございます😭不定期になってしまいますがこれからも投稿し続けていくんで気長に待っていただけたらなと思ってます！いつも本当に感謝です💃 (4月2日 22時) (
レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - あわわわわわわわｱｾｱｾｱｾｱｾ 革命起こしてましたびっくりwwwwww 最近少しお休み期間もあったのでほんとに心配しましたぁぁあああ😭😭😭😭よかった。お仕事お忙しかったんですね、お疲れ様です😭😭 (4月2日 14時) (レス) id: 218c45e5e6 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます🥺静か〜に、地味〜にツボ押す四男きゃわですよね♡ (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ぴんさん» うわわわわわうれしい😭革命起こさないでください笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑 (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - うすしおさん» こちらこそ長い間待ってていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2024年2月15日 1時
