6 ページ11
｢失礼します。ご気分どうですか？｣
｢わお、生櫻井先生だ。｣
山田にバカバカとバカ連呼の地獄を味わされていると、外科の方からわざわざ櫻井が見舞いに来る。
｢ご存知で？｣
｢そりゃいつも監視してるんでね｣
｢ちょっとにのさん！誤解をうむでしょ？
あの、僕らはこの病院のセキュリティ室で働いてまして。｣
｢はははっ、そういう事でしたか！とにかく、元気そうで安心しましたよ。｣
そう言った直後に二宮が咳き込む。
｢げほっ、、ひゅっ、、げほげほっっ、｣
｢おぉ、大丈夫、？二宮さん、｣
陽気に笑っていた櫻井だが、すぐに医者の顔になり、ナースコールで応援を呼ぶ。
｢大丈夫そうです？｣
まだまだ速い呼吸で胸をペコペコと凹ませてるくせに、ニヤニヤしながら頷く二宮。
｢しょーせんせ、はぁっ、絹豆腐、、みたいな、きれいな、はだ。げほっ、｣
いつの間にか櫻井先生から翔先生に呼び名が変わっている。
｢もー、落ち着きなさいな笑｣
櫻井の懐に上手く入り込んだ二宮。
櫻井はついタメ語で返してしまう。
それを見て山田は、ニノさん、、すご。と感心する。
と同時に少し嫉妬。
｢ニノさん、？俺は？｣
櫻井が去った後に、山田が仔犬のような目で二宮を見つめる。
｢なにが？｣
｢俺も肌綺麗？かっこいい？｣
｢ふふっ、何言ってんの笑
今日はちょっと調子悪いんじゃない？俺のために寝てないからね？眉間にニキビできてるよ｣
｢えっ、うそっ！｣
｢早く帰って寝なさいよ？明日あなた仕事なんだから。｣
｢えー、やだ！かえりたくなーい！やーだ！｣
今日はりんご。
｢うまーっ！ってこれ誰が用意したんすか？｣
｢やまちゃんがトイレ行ってるときに、あーばさんが持ってきてくれたの！｣
駄々をこねる山田をりんごで黙らせた直後、またもや嫉妬を買う二宮。
｢俺今日病院泊まります。そんでそのまま出勤します。｣
口をとがらせそう言った山田。
｢ニノさん、がんばれ、！｣
有言実行した山田。
一旦家に戻って、自分の荷物と二宮の着替えを持ってきた。
駄々をこねたりバカっぽくなったりするけれど、いざという時に役に立つ彼。
二宮が夜中に発作を起こせばこうしてすぐに対応し、熱が下がってきて汗をかいた時にはこまめに汗をふき取って。
｢にのさん、とまとたべて？｣
お昼休みには病室に来て、一緒に食事をする。
おかげで二宮は順調に回復へと向かったとさ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 278人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
賞味期限(プロフ) - ぴんさん» ありがとうございます😭不定期になってしまいますがこれからも投稿し続けていくんで気長に待っていただけたらなと思ってます！いつも本当に感謝です💃 (4月2日 22時) (
レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - あわわわわわわわｱｾｱｾｱｾｱｾ 革命起こしてましたびっくりwwwwww 最近少しお休み期間もあったのでほんとに心配しましたぁぁあああ😭😭😭😭よかった。お仕事お忙しかったんですね、お疲れ様です😭😭 (4月2日 14時) (レス) id: 218c45e5e6 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます🥺静か〜に、地味〜にツボ押す四男きゃわですよね♡ (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ぴんさん» うわわわわわうれしい😭革命起こさないでください笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑 (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - うすしおさん» こちらこそ長い間待ってていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (4月2日 12時) (レス) id: 8509a099d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：賞味期限 | 作成日時：2024年2月15日 1時
