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それはそれは広い玄関だった。
金魚の水槽や緑の植物。
オシャレな香りのフレグランスに高そうなマット。
｢間に合った！スリッパお使いください！｣
車のキーをシャラシャラと鳴らしながら入ってきた松本さん。
手際よくスリッパを3つ出してくれた。
｢ジャニーさん、俺案内するからさ、みんなに会ってきてあげてよ。｣
そして、この家を案内すると微笑んでくれた。
｢まずね、1階部分は共有スペース。シャワーも洗面台も3人が同時に使えるようになってるの。｣
玄関に入ってすぐの、トイレやお風呂など水周りを案内してもらった。
トイレは毎日掃除してあるようだ。
ピッカピカでトイレ独特の臭さもない。
洗面所、脱衣所、風呂場も本当に綺麗。
｢掃除は1週間交代になってるの。今週はニノだから特に綺麗だね…。｣
松本さんも改めてこの綺麗さに感心している様子。
｢男だけだから華がないけど、気楽に過ごせて本当にいいのよ。｣
長い廊下を歩きながら嬉しそうに語る松本さん。
｢実はね、この家にも欠点があってね。
テレビのコンセントがこのリビングにしかないからテレビ好きには不向きなの。｣
｢へぇ。｣
大きな暖炉が印象的なリビングに通される。
｢あー、おかえり｣
｢あれ、内見中？いらっしゃい！｣
大きくて画質のいいテレビを仲良く見てる2人組が。
見たことないくらい巨大なこたつにぴったりくっついている。
彼らの後ろには海外サイズのコの字型のソファがあって、犬と男性が仲良く昼寝をしている。
｢おせんべい咥えてるのが二宮、みかん食べてるのが相葉。で、寝てるのが大野と
｢二宮さんと相葉さん、大野さんですね。
……え、あの、この子って犬じゃなくて猫なんですか？｣
｢あ、犬なんだけど名前が
最初はあんなに怪しかったのに、住人の雰囲気からしてちゃんとした所っぽい。
あとひとつ思ったのが、、、ここ、顔面偏差値高っ。
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2024年1月6日 16時
