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｢んっ、｣
｢あ、にのおきた？｣
二宮さんは30分も眠れてない。
苦しそうに胸をおさえて起き上がって、大野さんに背中をさすってもらってる。
｢にのね、動悸がすごくて気持ち悪いんだって。だから寝れないらしい。｣
不安で心配でどうしようも無い僕。
見兼ねた大野さんが優しく説明してくれる。
｢動悸って、、病院とか行かなくて大丈夫なんですか？｣
｢明日の朝に病院の予約入れてるらしくて。そこまでは可哀想だけど我慢してもらわないとね。
病院行くの疲れるだろうし今日は家で薬飲ませて休ませるだけ。｣
だんだん落ち着いてきた二宮さんを再び横にならせた。
｢人の温もりがあるだけでも全然違うから居てあげて。｣
少し呼吸の早い二宮さん。
大野さんも昼寝を始めようとしていて。
横に寝転がると、二宮さんの呼吸が落ち着いてきた気がした。
｢体調不良の時は不安でいっぱいだろうから、ふーちゃんも辛いことあったらいつでも言ってね。添い寝してあげるから。｣
やさしくそう言い残した大野さんはもう夢の中。
｢ふぅっ、、、おおのさんったら、かっこつけちゃってね。｣
少し余裕が出来た二宮さん。
寝息を立てる大野さんを見て安心したようにそう言う。
｢ふーまも一緒に昼寝しよう。｣
二宮さんがブランケットを投げ、｢それかけて寝よ｣と。
さっきに比べたら相当いい状態の二宮さん。
僕は安心して。
気付いたら眠気が襲ってきて。
夕方に帰ってきたみんなに起こされるまで、沢山お昼寝をした。
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2024年1月6日 16時
