君が目を覚ます頃には ページ37
｢カズ、今日、チビたちに渡したいもんあるんだけど｣
｢え、なになに？｣
｢それは放課後のお楽しみ。一緒に迎えいってもいい？｣
｢ごめん！今日はバイトでさ、、迎えお願いしていい？｣
｢そっ、、、か。いいけどさ。最近バイト詰めすぎじゃない？また身体壊すぞ？｣
僕らは2年生になった。
潤くんにレンタルしてもらってた1年が過ぎ、新しいバイトも見つかった。
みんなには本当に良くしてもらってて、今日みたいに、僕なしで兄弟のお迎えに行ってもらったりするのも当たり前のようになってきた。
｢たすかる！ありがとう！｣
｢はいよ。バイト終わったら俺ん家迎えきてね？もしあれなら夕飯食わせとこうか？｣
｢それは申し訳ない！二郎に迎え行かせるね！｣
潤くんって、根が本当に優しくて。
気遣いもすごいし、一緒にいてすごく楽。
前までは少しぶつかり合ってた僕らだけど、僕らも成長して今こうして仲良くやれてる。
｢えっ、｣
｢庶民が調子乗るからだよ。｣
放課後、潤くんと別れてから校長先生の所へ行き、お野菜を貰って来た。
荷物を持って帰ろうとすると、ロッカーの鍵が壊されていて。
中に入っていた体操着がハサミで切られたあとがある。
すごく悲しくなってそれを手に取ると、後ろから3人組がやって来る。
実は1か月前くらいからこーいったいじめのようなものが始まっていた。
最初はものを壊されたり、盗まれたりだったんだけど、最近になって正体を現すようになって。
お腹を数発殴られたり、足を蹴られたりと、手を出してくるまでにエスカレートしてしまった。
最初ははっきり、｢やめて｣と意志を伝えたのだが、効果がなくて。
今日は急いでるし、無視すればなんとかなるかなって。
走って逃げてきた。
昔から動いてばかりの僕だったから、足の速さはピカイチで、彼らに追いつかれることはなかった。
けれど、殴られてアザができてしまったところは、触れなくても痛む。
｢にーのーみーやーせーんーせーい！｣
｢お、みんな、おつかれー！｣
痛む傷のことも無視して、バイト先である学童保育に来た。
すると、すでに居た小学生たちが駆け寄ってきてくれ、遊ぼうと誘われる。
小さくて可愛い手が掴んでくる腕。
嬉しいんだけど、触れられるとアザのところが痛い。
｢荷物置いて、手洗ったらまた来るね！60秒数えて待ってて！｣
そう言って、一旦逃げた。
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賞味期限(プロフ) - ぴんさん» 嬉しいですん‼️私もたくさんリクエストいただけて、どんな風に描こうかなってウキウキしてます🐒容量オーバーなっちゃうんで次のお話からは14に移る予定です❕今後もどうぞよろしくお願いします🙌🏻 (2月15日 1時) (
レス) id: 121be87201 (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - わわ！いっぱい増えてる〜！！嬉しいです！更新ありがとうございます！！まさかまさか、お題箱？を設けるの頭良！！！って思いました😂リクエストいっぱい来てるっぽくてなんだか私もウキウキしてます🫶 (2月15日 0時) (レス) id: 218c45e5e6 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ほんとですよね🥲夢のまた夢のお話ですがいつか実現する日が来るのを願ってます🤍 (2月13日 0時) (レス) id: 121be87201 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 嵐とよにの の夢のコラボ、ありがとうございます！リアルでも実現して欲しいですよね。真冬の停電は怖いことだらけだけど、無事に乗り切ってくれますように‐ (2月12日 22時) (レス) @page36 id: 9add11b86c (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます！いや、ほんとにそうなんですよ！もう最悪｢飲みに行ったよ〜｣とかでいいんでなにか5人に関しての情報が欲しいとこですね🥺 (2月11日 2時) (レス) id: 121be87201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2023年10月15日 23時
