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｢あ、櫻井先生！ちょうど呼びに行こうと思ってたんです！二宮が！｣
授業はあと10分ほどで終わるのだが、居てもたってもいられずに二宮を迎えに行った櫻井先生。
3階にたどり着くや否や、クラスメイトが自分を呼びに行こうとしてたみたいで、慌てた様子で駆け寄ってくる。
｢二宮くん！｣
教室に行くと、床に寝かされている二宮が。
忙しなく揺れる身体。
空気を取り込もうと大きく吸うのだが、吸いきれずにすぐ吐く。
そして上手く吐ききれずにまた吸う。
授業担当の先生がネクタイを緩めワイシャツのボタンを外していく。
｢あ、櫻井先生！｣
｢先生ありがとうございます。代わりますね。｣
ベルトを緩めたり脈を確認したりした後に、意識のない二宮を背中に乗せる。
｢では、失礼します。｣
意識がなく重たくなった二宮をしっかりと手で固定し、先生と生徒たちに挨拶をしてからベッドまで慎重に運ぶ。
｢無理しちゃって。ったく、高校生のくせに抱え込みすぎなんだよ。どうせ長々と保健室登校しない方がいいとかそんなこと思ってるんだろ。｣
意識のない二宮に問いかけながら処置を進めていく櫻井先生。
｢これはあくまで俺の想像なんだけど、、
手術の時期のこととか、普段の体調のこととか、俺や他の先生、生徒たちのことばっかり考えて辛くなってるんじゃないの？｣
｢…｣
｢それで今日みたいに元気だよって嘘ついて頑張っちゃったんじゃないの？｣
｢…だって。｣
｢だって？｣
｢…だって、自分で決めたことだし病気になったのも自分のせいだし、これ以上迷惑かけられないよ。お医者さんに言われた通りの時期に手術してたらこんなことにはなってなかったよね、、？｣
初めて吐き出した二宮の胸の内。
｢手術はまだ心の準備とかも必要だし……、また教室行く頻度減らして保健室で過ごしてもいいかな？｣
不安げに吐き出されたことば。
いつもは飄々としているのに、、語尾が震えている。
｢もちろんだよ。まずは夏休みまで一緒に乗り切ろ。そのお手伝いを俺はいくらだってするから、遠慮なくここで過ごしなさいな。｣
この言葉で、二宮の中で絡まっていたものが少し解けたようだ。
｢じゃ、お言葉に甘えて。｣
二宮は少し恥ずかしそうに呟き、毛布を頭まで被った。
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賞味期限(プロフ) - ぴんさん» 嬉しいですん‼️私もたくさんリクエストいただけて、どんな風に描こうかなってウキウキしてます🐒容量オーバーなっちゃうんで次のお話からは14に移る予定です❕今後もどうぞよろしくお願いします🙌🏻 (2月15日 1時) (
レス) id: 121be87201 (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - わわ！いっぱい増えてる〜！！嬉しいです！更新ありがとうございます！！まさかまさか、お題箱？を設けるの頭良！！！って思いました😂リクエストいっぱい来てるっぽくてなんだか私もウキウキしてます🫶 (2月15日 0時) (レス) id: 218c45e5e6 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ほんとですよね🥲夢のまた夢のお話ですがいつか実現する日が来るのを願ってます🤍 (2月13日 0時) (レス) id: 121be87201 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 嵐とよにの の夢のコラボ、ありがとうございます！リアルでも実現して欲しいですよね。真冬の停電は怖いことだらけだけど、無事に乗り切ってくれますように‐ (2月12日 22時) (レス) @page36 id: 9add11b86c (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます！いや、ほんとにそうなんですよ！もう最悪｢飲みに行ったよ〜｣とかでいいんでなにか5人に関しての情報が欲しいとこですね🥺 (2月11日 2時) (レス) id: 121be87201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2023年10月15日 23時
