動いたここじゃ始まらないから (ページ16)

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松本side

潤｢櫻井、アソコ行くけど行く？｣

放課後、帰る支度をしてる櫻井にそう話しかける。

あまりここで入院のことを言わない方がいいと思って敢えてアソコと言ったが、すぐに理解した櫻井は

翔｢俺もいいの？｣

潤｢あたりま｢櫻井、俺らがガツンと言ってやったから二宮来なくなったのに。次は3位に邪魔されてんのかよ｣

話に割り込んでくるクラスのやつら。

『俺らがガツンと言ってやったから二宮来なくなったのに。』

理解不能な事態に動揺する俺。

潤｢お前ニノに何言ったんだよ？｣

ものすごく低くい声が出る。

｢や、、ただ、昨日の遅刻に櫻井巻き込んだから、俺らそれが許せなくて『櫻井まで巻き込むなよ』って言っただけだし…｣

ビビり散らかしながらも答えるコイツ。

翔｢昨日言いそびれたけど、勝手に想像して事実でもないこと言うんじゃねーよ。｣

俺よりも遥かに低い声を出した櫻井。

2人で睨みつけ、無言で教室を後にした。

潤｢櫻井って昔意外とチャラかった？｣

教室を離れてしばらく…俺は櫻井に問う。

翔｢…やっぱバレた？あー、もー終わりだわ俺。｣

心底残念そうに言う櫻井。

翔｢中学の時、金髪に染めて学校行ったことあって、先生にも親にも大激怒されたことある。きっと人と違うことしてたかったんだろうね、、。｣

眉を下げてそう言う櫻井。

意外すぎて笑ってしまう俺。

そんなこんなしてると

雅｢お、もしかして迎えに来てくれたの？｣

嬉しそうに近づいてくる相葉さん。

俺らは無意識に2年生の階に来てたみたい。

ここで意外と気が合うんだなと思った。