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ある日の夜中にお客さんをマンションまで送迎していた彼。
大荷物だったため、助手席乗せたそう。
そうしたら、お客さんが突然ハンドルに手をかけたそうだ。
案の定、乱れたハンドル操作により、近くのコンビニに突っ込んでいった。
それが大きなニュースになり、川島に非はないものの、一部の人に批判されたりし、精神を病んだそう。
そんな彼は、精神を病んでいるという理由で、また何するか分からない。と会社に見放されたよう。
それで自○を。
二宮は川島の話を黙って聞いた。
ただただ聞いた。
川島は話すのに何度か口ごもった。
話終わったのは1時間とちょっとたった頃だった。
それなのに二宮はずっと川島のペースに合わせて話を聞いた。
その後色々あり、この花咲荘に入居契約をした川島。
借金や賠償金に追われてた彼にとってはお手頃価格のこの家。
大家も人柄がいいということでここに。
そんないいことがあった数日後、二宮が体調を崩した。
夕飯前に散歩に出かけた二宮とハル。
ハルだけがひとりで戻ってきたのを不思議に思った川島。
｢ハル、二宮くんどこ？｣
川島がそう声をかけると、ハルはその言葉を理解したのか、着いてきてと言わんばかりに川島を気にしながら走って止まってを繰り返す。
｢二宮くんっ！｣
ハルに連れてこられたのは案外家の近く。
でも、人通りが少なく、なかなか見つけだしてくれない場所。
そこに二宮が倒れていた。
｢二宮くんっ、二宮くん！｣
唇や指先を紫に染めた二宮。
もう意識はなく、吐く息も弱い。
川島は近くでタクシーを拾い、運転手に近道を教えながら病院まで運ぶ。
二宮は生まれつきの心疾患を持っており、川島が次に二宮を見た時には、病衣の胸元がはだけていて、そこから大きな傷が見える状態だった。
この時川島は、自○をしようとしたことを大きく反省し、生きていることがどれだけ凄いことかということを実感した。
｢かわしま、、さん｣
病室に運ばれて3時間くらいした頃、二宮が目を覚ます。
｢二宮くん、よかった、、。あの、私、生きてることがどれだけ凄いことかを実感したよ。キミの目の前で死のうとしたこと、深く反省します。ごめんなさい。｣
その瞬間に川島は立ち上がって腰を90度に曲げて謝った。
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賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» 私もそろっと卍だしてこようかと思ってて!!!!!桜の季節を感じられるようなお話を12の方に書いてみました！良かったら読んでやってください！ (2023年3月16日 22時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - もうすぐ桜の季節ですね。花咲荘にも笑顔の花がどんどん咲きますように！卍くんも来ないかなぁ〜。ありがとうございました💛 (2023年3月16日 19時) (レス) @page50 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - こうるさん» こんばんは！それはそれは良かったです🥲こうるさんが眠れるようにまたあったかいお話が書けたらなと思ってます！これからもどうぞよろしくお願いします🙇🏻♀️ (2023年3月16日 2時) (レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
こうる(プロフ) - 今実は眠れなくて不安だったのですが、あたたかいお話にほっこりさせていただきました。ありがとうございます。これからも応援しています！！ (2023年3月16日 2時) (レス) @page50 id: 9b5a4b5516 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - zawamiyaさん» ご愛読ありがとうございます！嬉しさで胸がいっぱいです！これからもよろしくお願いします！ (2023年2月10日 21時) (レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2023年1月9日 4時
