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｢ここで終了とさせていただきます。｣
ぎりぎりのところで乗せて貰えた松本たち。
何度も何度もゴンドラが止まった。
けれども、西田のおかげで上達したスキーが楽しくて、滑れられればなんでもいいと思っていた。
通常より20分もかかった山頂までの道のり。
明日も滑れる。そう分かっていても、今日は最後。
コースを存分に味わおうと、ゆっくりと下っていく。
ゆっくり走っていると、胸を押えて荒い呼吸を繰り返す、同じ高校のバンドを腕にした男を発見。
｢大丈夫？｣
同じクラスではないから誰かは分からない、けど今は誰であっても助けなきゃいけない。
そんなヒーローみたいな思考の松本。
一見、当たり前のように思える行動だが、何百人もの客がこの状態の二宮を気にかけなかった。
やっと、助けが来た。と安心した二宮は松本の腕の中で意識を飛ばす。
あの後、別のコースから来ていた櫻井たちの集団に出くわした松本。
ガタイが一番いい岡田によって、下まで運ばれた二宮。
｢ニノ、大丈夫だよね？｣
｢うん、、。｣
なかなか降りてこない二宮を心配し、吹雪の中、外で待ち続けた2人。
やがて、岡田たちと出会い、二宮の状態を知ることになる。
そこからは、急いで担任や校長に報告しに走り回る2人。
｢お客様の中に医療関係者の方がいらっしゃいましたら至急、1階フロントまでお越しください。｣
この合宿に看護師が着いてきていたものの、対処できるレベルではないほどの容態だった二宮。
この吹雪で船はもちろん、飛行機も飛ばせない状態で、小さな島の上のリゾート地からは、最悪、明日の朝まで病院に行くことが出来ない。
ドラマや映画、漫画の世界でしか聞かないあのアナウンスが現実世界で流れていて、それを聞いたお客さん達は軽くパニック状態。
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賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます🥺 (2023年2月10日 21時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - こういう話、私も弱いんです( ；∀；)。和くんが生きてて良かったです。ありがとうございました。 (2023年1月4日 18時) (レス) @page35 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» こちらこそご愛読ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします！リクエストなども絶賛募集中なので是非！ (2022年12月28日 23時) (レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ありがとうございました。キミがいた3週間シリーズが好きなので嬉しかったです。 (2022年12月27日 18時) (レス) @page7 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年12月25日 22時
