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｢じゅっ、、ひっ、、、うぁぁぁっげほげほっ、、うぁぁぁん｣
俺の名前を呼んで、しゃっくりして、泣いて、咳き込んで、泣いて…と忙しい和。
こいつの事だから、なにかイタズラして翔にぃを怒らせたんだろう。
安易に想像できるよ、、。(笑)
｢和、泣かないよ？明日、目が腫れて学校行けなくなっちゃうよ？｣
｢いいもん！ひっ、、、学校行きたくなひっ、、、｣
突然出るしゃっくりで胸が痛むのだろう。
小さなクリームパンみたいな手で胸をきゅっとおさえてる。
｢和がいっぱい泣いたから肺さんがビックリしてるんだよ？しばらくお口チャックでいい子にしてな？｣
泣いたせいでぽっかぽかの身体を優しく摩る。
そしたらしゃっくりはもう出なくなっていて、苦しさから解放されて安心したのか、もう夢の中の和。
英単語をサッと復習し、和の寝てるベッドに入り込む。
布団の中は暖かくて、俺もすぐに夢の中に行くことが出来た。
｢ん、、和？｣
｢あ、潤くんおはよ！｣
比較的和と歳の近い俺と雅紀はくん付けされてる。
このかわいい響き、、、内心結構気に入ってる。
｢なに、、してるの？｣
｢僕の制服と潤くんの制服をね、コタツであっためてきたから、はいっ、温かいうちに着て？｣
寝癖のすごい髪のままぴょこぴょこと動き回る和。
｢ありがと｣
彼をボケっと見つめたまま着替える。
｢潤くんだいすきっ！｣
先に着替えが終わった和が、俺にそう言って抱きつき、すぐに部屋を出ていく。
あまりの可愛さに、身体に電気が走り、目が覚める。
｢はい、ちゃんとマスクしてね｣
今はインフルエンザのシーズン。
俺が受験生ということで、菌を貰ってこないよう、家族みんなで感染症対策している。
和には少し大きいマスク。
｢ありがとう！｣
顔がほとんど隠れちゃってるんだけど、にっこにこに笑ってるのがよく分かる。
｢行ってらっしゃい！｣
｢いってきまーす！｣
ブンブンと手を振って出ていった和に元気を貰い、家を出るまでの間、少し勉強をした。
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賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます🥺 (2023年2月10日 21時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - こういう話、私も弱いんです( ；∀；)。和くんが生きてて良かったです。ありがとうございました。 (2023年1月4日 18時) (レス) @page35 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» こちらこそご愛読ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします！リクエストなども絶賛募集中なので是非！ (2022年12月28日 23時) (レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ありがとうございました。キミがいた3週間シリーズが好きなので嬉しかったです。 (2022年12月27日 18時) (レス) @page7 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年12月25日 22時
