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｢和、お前何頼む？｣
｢僕はマイボトルに飲み物入れてきてるから要らないや。｣
｢そうか。｣
幼稚園から一緒にいる俺ら4人。その中に最近加わったのがこの男。二宮和也。
花園学園に首席合格したコイツ。
どこの人間か知らないが、この学園にトップで合格したってことは、俺ら以上の衛生教育(←英才教育な。)を受けてきたヤツであるわけで、ただ者ではない。
最初はそういう認識をしていただけであって、少しだけ興味があった。
けど、ある日、学園の備品のせいで破けてしまった俺の制服。
それを、｢ちょっと貸してみてよ｣と気安く話しかけ、制服を奪い取ったのがコイツ。
破けた制服を恐ろしいほどの速さで直してしまい、涼しい顔して｢はい、直った｣と渡してくるんだ。
(毎日同じような作業をしているため、職人レベルの腕なのである。)
それがきっかけで、どんどん興味を唆られるようになって、
｢気になるなら調べさせればいいじゃん？｣
と智に言われたが、これだけ人に興味を持ったのは初めてだったから、自分の力で調べたいと思った。
だから、放課後、こうしてお茶に誘うんだけど、どこのヴィンテージ物のやつか分からないボトルにお茶を入れてきていて、店で出されたものは口にしようとはしない。
(高すぎて注文できないため。決して、そんなカッコイイ理由ではない。)
今までに見たことの無い行動ばかりするもんだから、毎日驚かされてばかり。
｢ごめん、そろそろ行かないと。人と会う約束しててさ。｣
お茶しに来て15分もしないうちに席を立つ。
やはり、学年トップで不思議ちゃんなコイツは、放課後すぐになにかの訓練を受けてるに違いない。
｢わかった。行ってらっしゃい。｣
｢うん！では、ごきげんよ〜う｣
帰り際には、品良く、ごきげんようなんて言葉を使って出ていくんだ。
ますます魅力的で気になる。
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賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます🥺 (2023年2月10日 21時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - こういう話、私も弱いんです( ；∀；)。和くんが生きてて良かったです。ありがとうございました。 (2023年1月4日 18時) (レス) @page35 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» こちらこそご愛読ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします！リクエストなども絶賛募集中なので是非！ (2022年12月28日 23時) (レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ありがとうございました。キミがいた3週間シリーズが好きなので嬉しかったです。 (2022年12月27日 18時) (レス) @page7 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年12月25日 22時
