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風邪を引いた。
目が覚めると、酷い悪寒に倦怠感。
ここまではいつも通りなんだけど、、、
お昼頃になると、くしゃみや咳が止まらなくなっちゃって。
同じ空間に居る職員たちには煙たがられる。
そりゃそうよね、風邪ひいて休んでらんないくらい忙しいんだから。
そうとはいえ、誰か助けてくれないかな。
いつもなら、仕事を休めない親が、僕ら子どもの風邪の症状が本格的に出てきて、一緒に休まなければならないっていう状況を作らないために、風邪の引き始めに薬を飲ませてくるから、熱が一瞬出て終わりなんだけど。
もうそんな親はいないから、どうしていいんだか分からない。
風邪菌と本気で闘ったことがない僕は弱くて、気付いたらベッドの上だった。
｢口開けて｣
｢えっ、あ、｣
目が覚めて、しばらくボーッとしてたら、先輩が入ってきた。
｢和歌山のばぁちゃんが毎月送ってきてさー。食いきれないっつーの。
みかんのビタミンは風邪にもいいから、ほらっ、｣
｢おいしいです、｣
口の中の熱を冷たいみかんが吸ってくれる。
それだけでだいぶ楽になった気がする。
｢もう少しで、新作ゲームのプログラミング任されるんだから、体調崩してる暇ないぞ？少しでもおかしいと思ったら俺を頼るんだぞ？｣
｢あ、はい、ありがとうございます。｣
これは数年後に知ることになる事実なんだけど、、、
僕に良くしてくれる先輩、小栗旬さんは、雅にぃの友達だったみたい。
風邪ひいては職場でバタバタ倒れる僕なんだけど、意識を失ってる間に、小栗先輩が雅にぃを呼んで、診てもらったり点滴してもらったりしてたみたい。
どおりで起きた時、身体が楽になってるわけだ。
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賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます！兄弟設定のお話大好き人間なんで、はじまりの年は結構お気に入りなんです！続編的なもの書いてみようと思います！ (2023年2月5日 7時) (
レス) @page34 id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - はじまりの年、とても素敵なお話でした。この設定で長いお話も読んでみたいなぁ、なんて思ってコメントしました。作品、いつも楽しく拝見しています。 (2022年12月22日 8時) (レス) id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年11月5日 1時
