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“何食か抜かしたくらいで死にはしねぇよ”
しょうさんの顔がそう言ってるけども、この子達の場合は特別だったから心配してたんだよね。
そういえば、犬は病気したら自然治癒のためにご飯を食べないと言うけど。そう考えればちょっとは安心。
幸い、水の飲み方は知ってたし、勝手に飲んでてくれたみたいで。ほんとに賢いななんて思った。
みんながすりすりと身体を撫でてきたタイミングで、身体がドッと重くなる。
今までにない重さで、痛むお腹に手を当てると、、湿ってる？
怖くてその手を見れないけども、、絶対出血してる。
血の巡らない感じも酷くなってて、周りの色が数トーン暗くなる。
｢おい！にのみ、、、って、おい！お前っ。｣
意識が薄れる中、同僚くんが登場したものの、もう遅いみたい。
図々しいとは思うんだけど、いつ帰って来れるか分からないから、餌やり、水やり、排泄物の始末なんかも頼みたかった。
口を開くものの、出てくるのは弱々しい咳で、そのせいで胸も強く痛む。
｢犬はしばらく俺が何とかするから。死ぬな？飼い主が死ぬなよ？｣
そんなに仲がいい訳でもないのに、意図も簡単に僕の言いたいことを理解し、耳元で叫ぶ同僚くん。
珍しく吠える仔犬たち。
目が閉じてしまった時でも、意識の向こう側にちゃんとあって、ちゃんと聞こえてた。
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賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます！兄弟設定のお話大好き人間なんで、はじまりの年は結構お気に入りなんです！続編的なもの書いてみようと思います！ (2023年2月5日 7時) (
レス) @page34 id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - はじまりの年、とても素敵なお話でした。この設定で長いお話も読んでみたいなぁ、なんて思ってコメントしました。作品、いつも楽しく拝見しています。 (2022年12月22日 8時) (レス) id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年11月5日 1時
