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｢おーのさん、寝ないで食べて？｣
僕の膝で仰向けになって寝てしまうおーのさん。
とてもじゃないけど犬っぽくなくて、人間のおっさん感が強いこの子。
いつも眠そうで、、てか眠いんだろうな。常にぼーっとしてるか目ぇ瞑ってるかだもん。笑
｢あぁあぁあぁ、まーくんティッシュはやめて、、、｣
この中で1番パワフルなまさき。
よく部屋を荒らして自分の存在アピールをする彼。
僕があまり構ってあげられないからかな。
｢じぇ、、じぇー？それ僕のネクタイなんだけど…｣
僕の紫のネクタイをマフラーのように巻いて出てきた彼。
それ、部長から貰って、色が派手すぎたから、いつつけようか頭を悩ませてたんだよね。
似合ってるし、気に入ってるみたいだし、君にあげるよ。笑
｢しょうさんは文句なし。何かあったらもっと感情持って暴れていいんだからね？｣
イケメンな顔つきで、心配になるほど大人しい彼。
他の3匹の面倒を見るのが得意で、僕の妻なんじゃないかと勘違いするほど僕を支えてくれる存在。
彼らの解説をし終わり、時計を見ればタイムオーバー。
もう家を出ていなきゃいけない時間。
｢行ってくるからね、、しょうさん、みんなをよろしくね。いってきます！｣
かわいい仔犬たちに声をかけ、急いで家を出る。
今日は大事なプレゼンがあって早めに出勤して準備をしないとなんだ。
もう少しでボーナスも出て、あの子たちへちょっとお高いご飯を買ってあげられる日が来る。
彼らを道端で拾った時は酷く痩せてて、死の狭間にいたもんだから、生後およそ2ヶ月の今も体重は300ｇ程度しかなく、、、もうそんな思いはして欲しくない。
僕が養ってあげて、ちゃんと大きくしてみせるんだ。
全身で風を切って会社に向かう。
周りの憂鬱そうに出勤するサラリーマンを何人も追い越し。
キキーッ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
それはまるでスローモーション。
信号の最前列いにた僕。
早く会社に行きたくてソワソワしていた足元。
小刻みにステップを刻み、いつでも出発できるようにしてた。
それが、、今は、、
＿＿＿＿＿＿＿＿ビクともしなくなってしまった。
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賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます！兄弟設定のお話大好き人間なんで、はじまりの年は結構お気に入りなんです！続編的なもの書いてみようと思います！ (2023年2月5日 7時) (
レス) @page34 id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - はじまりの年、とても素敵なお話でした。この設定で長いお話も読んでみたいなぁ、なんて思ってコメントしました。作品、いつも楽しく拝見しています。 (2022年12月22日 8時) (レス) id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年11月5日 1時
